随喜・今あるものに感謝する心

おはようございます。

一昨日、昨日と副住職・誠澄の「懺悔練行」に随喜行をなされた方があります。今朝も毎月ご家族で月まいりをなさり、「にんげん学」大阪講座へご出席くださるNさんが随喜をなされています。
人生、夢を叶える、夢が叶うポイントは「随喜する」ことです。随喜とは「他人のなす善を見て、これに従い、喜びの心を生じること」です。「まねぶ、真似ぶ、学ぶの原点、動機」です。いくら尊敬、リスペクトしたとしても行動がなければ何事も現実とならず、実現もしません。
私は「自ら書を読み、喜びの心を起こし、自らの意志で比叡のお山に登り、教えに随い、随喜しました」。その初心は今でも変わりません。教えに随い歩んで、いろいろな試練にも遭いました。そのたびに乗り越える喜びを体感したのです。最初に学ぶことを目指した事以外にも多くの喜びにも遭遇させていただいたのです。
喜んで歩んでいる人を拝見しますと、私も更に喜びを感じるのです。そして喜んで下さるあなたを見て私は又喜ぶのです。これを「随喜功徳」といいます。
私はお経を唱え終わりますと、必ず「ありがとうございました」と声に出し唱えます。喜び随い実感し、体得したとき思わず「口から出た言葉が、ありがとうございました」だったのです。
私が懺悔練行を行じていたとき、足が痛く、雨も降り、寒さも加わり、宇治川にかかります朝霧橋から上流に向かい琵琶湖と比叡山を拝んでいるときです。そのとき「ハッと気づかせていただいたのです。痛い、苦しい、冷たいと思いながらも、歩けている自分の幸せです」。「道に随喜の心を起こし行じたからこそ味わえる喜びに気づかされたのです」。
「努力する者はすでに道を歩いている者である」という教えがあります。「そうなのだ、今まさしく道を歩んでいるから痛み、辛さ、寒さを感じているのだ、当に生きているとはこういうことなのだと」。
そして「宇治川の川面に向かって「ありがとうございました」を無心に唱えていたのです。
随喜すれば、福、夢が実現されます。自身が感動し悦びを感じたことに迷わずに歩みましょう。そのことが「よい因縁をつくることになるのです」。
随喜の心を起こすことは「今の生活の中に幸せを見いだすこと」です。「今、自分の持っているもの」に「目を向けて感謝できる心と出会うことです」。
「今あるものに感謝して努力すれば、幸せが永続する」のです。新しい週の始まり、11月も後半に入ります。今週は「今あるものに感謝する週にしましょう」。素晴らしい一週間をお過ごし下さい。
昨日の心華寺「水子供養祭」おまいりご焼香ありがとうございます。お子様はお喜びです。来月もどうぞお話におまいりください。
今夜は「にんげん学」京都講座・人生充実の必勝法・克己学「老子を読む」です。京都地区の皆さん会場でお目にかかるのを楽しみにしています。
明日はNPOこころのはな「ひきこもり女子会」を午後2時から開催します。生きづらさを感じる、働きにくい等々いろいろな悩みを持たれている女性を対象にした会です。予約不要、途中入退室可、休憩室もあります。今日は体験者でありますUX会議の林恭子さん、恩田夏絵さん、室井舞花さんをゲストにお迎えしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見。
☆随喜行ありがとうございます。