没頭没我

おはようございます。

新年1月最終日、一年のスタート、一に止まる正しい月、故に正月。皆さんの「一」は大地からどのような「旦(ひ)」が昇る一年を描かれたのでしょう?か、素晴らしい一年の計をお立てになられたことでありましょう。
最初の一歩、計はどなたでも明快です。確かにフォーカスしたはずです。ピタッと焦点を当て踏み出した正しい一歩、大切に守って描いた夢を実現下さい。
「一」を持たない人は何も得ることができません(この道で人生を確立するという一)。例えますと「一とは道のことです」。道は「あらゆる物が混在しています」。だからこそ万物が生まれたのです。その中から私たちは「一を見出したのです」。
今は寒い寒い冬、今朝はマイナス三度、スーパームーンが天空で輝いています。一年という「一」を見れば「四季が混在している事が理解できます」。苦楽相半ばしている。苦楽が必要なのが「一(道)」です。陰陽、苦楽のない世界からは何も生まれないのです。四季折々の厳しさを見ればよくおわかりのはずです。
事が成るのは「相矛盾する陰陽の要素を、矛盾なく内包しているからです」。「陰を取るか、陽を取るか。苦を取るか楽を取るか」ではなく、「陰も陽も、苦も楽も両方取る」と考え、「没頭没我(ぼっとうぼつが)」して無心に取り組む「一」です。そうすれば「矛盾を乗り越えることができる」「矛盾などと思わない」「苦楽、陰陽などと狭い世界でウロウロしない」のです。
それが「正道」で、それでこそ素晴らしい正果(成果)が出るのです。内へ内へと入る、取り込む「受動的な性質が陰」、外へ外へと拡大していく働きが「陽」。その陰と陽が「和することで物事が完成、成果が出るのです」。これが陰陽和合、何事も陰陽の和合が無ければ事はなりません。
あれは良い、これはイヤだなどと、陰陽、苦楽、二者択一に悩んでは何事も成果、結果は出ないのです。事を為そうとすれば苦楽陰陽相半ばし融合させなければいけません。
苦楽陰陽のバランスを取るには「没頭没我」することです。ビジネスの世界で言えば「損して得を取れ」。目先の楽や、目先の利益を考えるようでは、大きな利益を逃す一年となります。没頭没我して自利は利他なりの実践が「陰陽和合」、一年の大きな利を結果として生み出すのです。「一」を大切にしましょう。老子は「一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず」と教えます。
己の敵は己自身、損得勘定で一に止まることができず人生の敗者になった人を多く私はこの目で見ています。小さな意志決定が一であります。背伸びする人、見栄の人、我利の人は小さな一を保てないのです。それは自身の意志がないとも言えます。
1月のご訪問ありがとうございます。新年初の月末、しっかりと締めくくりましょう。ありがとうございます、感謝いたします。
明日2月1日は「にんげん学」一宮講座・人心掌握法・対人関係の要道「新・論語を読む」。明後日2月2日は「にんげん学」東京講座・人生充実の必勝法・克己学「老子を読む」です。心学からの2月はスタートとなります。各会場で楽しみにお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
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