不満を抱かない

おはようございます。
 
 「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。昨夜は私の一番心に響いた教えですが、耳に痛い内容の論語。しかし、論語はどの条を読んでも納得してしまいます。人間は、こうでなければなぁ〜と納得してしまうのです。愚鈍の私が魅せられた、心学の魅力がここにあると思っています。心にズシリと感じましたので教材に用いました。
 論語、里仁(りじん)第4、44条「周りに認められる」という話し。私は人に認められたことは皆目ありません、このような教えを目にするとドキッとします。
 「子曰く、位無(くらいな)きを患(うれ)えず、立つ所以(ゆえん)を患(うれ)う。己(おのれ)を知ること莫(な)きを患(うれ)えず、知らるべきことを為(な)すを求む」。
 意は「出世できないと愚痴をこぼす前に、出世に足(た)る実力が備わっていないことに気づくべきだ。世間が認めてくれないからと恨(うら)めしく思わずに、世間が注目することをやろうと発奮(はっぷん)するのが先だ」。
 私には目に痛い、耳に痛い教え。ですが、読んでいますと「そうだよなぁ〜」と感心するのですから、人間の感情とは不思議なものです。
 学業がてんでダメでしたから、あるときから人と競争しないという人生哲学を持って発奮して歩み、コツコツと自分自身の進化を計ってきたのが、結果的に後、社会で心華寺というステージをいただいてから「世間が注目してくださる」ことになったのかもしれません。
 私の周りで起業、サラリーマン世界でリーダーになっておられる皆さんを拝見していますと、「世間は私のことを理解してくれないという考えの持ち主は一人もいません」。
 不満ばかりを抱いているようであれば、皆さん大成はしていなかったはずです。人生は「ああだこうだと嘆(なげ)いたところで何も始まらない」のです。じっくりと立ち止まって考えてみたら直ぐ分かることです。「今の自分に世間が評価しうるだけの意気込みや、実力があるかどうか」です。
 孔子という人は「人から評価されないことに不満を抱くほどばかげたことはない」と論語の中で多く語っています。反省と自覚をして磨き上げていく人が世間では「飛躍のきっかけを掴んでいく」のです。自覚をし発奮して修養しましょう。
 今夜は「にんげん学」東京講座「老子を読む」、東京地区の皆さん会場でお待ちしています。皆さん、今日は初心に返り発奮しましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の幸運の扉を開けます、ノックをしましょう。
✩彼岸会法要。下関・愛宕寺9月20日(木)午前10時より。宇治・心華寺9月23日(日)午前10時より。ご先祖様、水子様、物故者の皆様のご回向を承っております。家運安泰の要は先祖供養です。