勤・倹・譲

おはようございます。

 今朝も冷たい朝です、冷たいですが、気持ちの良い朝です。新しい週、今週もよろしくお願いいたします。
 昨日厳修致しました「水子供養祭法要」おまいりありがとうございます。今年最後の法要におまいりくださり、水子様もお喜びです。水子様も安心して新年を迎えてくれることでありましょう。
 朋友・同信会の皆様沢山にご参集いただきありがとうございます。十界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩・仏)、私たちの心の境地を説き示した十界の話、よくよく味わい、どこに今自分がいるかを確かにして、ご自身を戒め今日を楽しく歩んでください。次回の「朋友・同信会」は新年1月2日午後2時から「八正道」のお話を致します。声聞界(仏法を良く聞き修養する方々)へ導かれる話です。
 新年1月2日午前10時より「新年・初・月例・幸福開運護摩祈願祭」を厳修いたします。法要からご参集いただければとても嬉しく思います。お大事に良いお年をお迎え下さい。
 静かに世の中を見まわしますと、確かに社会の中には上下はあり、上手下手がある。これは如何ともし難いものです。これは真理であります。では、上手が世間の海をうまく渡れるかとなると人の道は、これがなかなかにそうはならない。
 世間は大海のごときものだとよく言われます。ですから、この海を渡るのに、貧富ができたり苦楽を言ってしまうことは現実であります。しかし、自惚れるなかれ、落ち込むなかれです。
 社会の海を渡るのに、泳ぐのに上手、下手の違いがあるだけです。船(知識や技術)を使うのに役立つ海も、溺れる海の「水」も変わりは無いのです。その上に人生は順風もあれば、逆風もあり、海が荒いときも穏やかなときもあるのです。
 そのような中で、上手下手を嘆いてもどうしようもないのです。このことを確かにすることです。上手が世間の海を無事渡り切れて、下手が渡れないのかといえば、それはまったく違います。
 人の道とは、「勤」「倹」「譲」だからです。勤勉に、倹約して、謙譲の心を大事にすることです。これは物を覚えたり、道具を使いこなしたりするのとは違い、「自分を確かにしないとできない」「分を知らないとできないのです」。
 世の中は往々にして、物覚えの良い人は「勤」とはならない、真面目に働かない、なぜならば、学校時代はいざ知らず、世の中は上手下手が混在しているからであり、下手な人の下でも働かなければいけないからです。こうなると、できの良い人は往々にして、下手を馬鹿にする故に譲がなく勤とはならないのであります。
 倹も難しい、できの良い人は稼げるから倹約ができない、でありますから倹約ができず、身を損なってしまいかねない。又、できが良かったりすると、これまた譲とはいかず慢心する。うまくいかないものです。
 心を慎む、自分を戒めるとはかほどに難しいもの、このように書いてしまいますと、直ぐできるようにどなたも思うのですが、イザ実行となると、できない。ここに学ぶ、まねぶ、実践の大切さ重要さが出てくる、事上磨錬(じじようまれん)の用です。
 世間の海を渡るのに大切な心構えと実行には「勤」と「倹」と「譲」が三つの宝であることをお忘れになりませんように。今夜は「にんげん学」京都講座「老子を読む」本年最終講座です。ご一緒に心を学びましょう。
 今週は「勤」「倹」「譲」を確かにして一週間をお過ごし下さい。楽しい日々を過ごしましょう。
      
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断等々。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
※心華寺で一泊、プチ修行をし心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。
☆朋友・同信会の皆様ありがとうございます。