事を起こすエネルギー源

おはようございます。

 ノーベル医学生理学賞受賞の本庶佑京都大名誉教授の研究のお話を聞かれてどなたもその情熱に賞賛の声を発しております。私も感動している一人です。
 佐藤一齋先生の言志耊録(げんしてつろく)119を思い出します。「我れ自ら感じて、而(しか)る後に之に感ず。」。訳「自分が感動するから、そのあと人にそれが伝わるのだ。」。
 「事を起こすエネルギー源は自分自身」です。人を動かそうと思っているだけでは、人は動きません。自分が先ず「情熱の矢にならなければなりません」、私は比叡山下山後、誰一人訪ねてこない心華寺にあって、すべてにおいて情熱を傾けてやってきました。今も情熱は失っていません。先日も孔子の言葉を書いていますが「進むも我、退くも我」です。
 惰性でやっていればいつかは止まってしまいます。一日一生、エネルギーを一日で使い果たす思いでやっています。
 それは因果の道理を思い知れば楽しくなるからです。善因善果、悪因悪果、まさしくその通りなのです。経典には「すべての行為は後の運命を決定する」と説いております。この教えを楽しいと思わない人はいないでしょう。善悪いずれの果の報いがあったとしても、悪果を得れば「正せばよい」、善果を得れば「一層励めばよい」のです。
 これほど明快に情熱を傾けられる道理はないのです。目的を目の前において歩む、それは心に灯火を掲げて歩むようなものです。迷いなど起きないのです。本庶教授の心の中には雲一つ無かったのではないでしょうか。一点を見つめて自ら感じていたのではと感動しています。
 皆さんも、自分自身の情熱を失わないように歩んで下さい。一日一生、今日も楽しく過ごしましょう。
 今日はNPOこころのはな「子ども食堂」開店日です。正午まで予約を受けつけております。0774-45-5561。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいしております。予約後のキャンセルの場合も必ずお電話を入れて下さい。午後4時から7時までの開店です、ご来店お待ちしております。
       
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
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