心の華は十方を照らす

おはようございます。

 今朝も見ほれるような満月、手を合わせ感謝しました。人に認めてもらうことは嬉しいことです。しかし、人に認めてもらうために学んだり、仕事をしたりしては、空しい思いをするだけです。花は周りの恩恵、様々な試練を受けて見事に咲き、誇らずとも、人は香りに、美しさに引き寄せられるのです。
 「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」という、服部嵐雪(はつとりらんせつ)の句があります。「梅が一輪だけ咲いた。まだ冬だけれども、どこかにほんの少し暖かさが感じられるようで、春の訪れが間近いようと思われる。」と詠んだものです。人間も一人の人を観たとき、この句のように、何か人に自然未来の暖かさ希望を感じていただけるように暮らしたいものです。
 心華寺の寺号の由来は「円覚経」というお経からいただいたものです。「心華照十方刹。心の華は十方を照らす」からいただきました。「刹」とは「寺」のことです。いわば、心、仏性を磨く寺、利他を旨とする寺といえましょう。植物の花の香りは風に逆らい流れることはありませんが、人の心の華(善悪)は、十方(東西南北、四囲、上下)に風にマケズに流れ薫ると教えているのです。
 善い香りも悪い香りも十方に行き渡るということです。我利で学べば我利が伝わり、利他で学び磨けば利他の香りが広がっていくのです。
 嵐雪が歌ったように、自分が信じている道を歩み続け、自然人様が感じとってくだされればと日々学び修養するのです。
 日々、「朋遠方(ともえんぽう)より来たる有り」を楽しみ、「徳は孤(こ)ならず必ず隣(となり)あり」 、「論語」里仁篇。「徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる」を実感しています。日々感謝に悦び暮らしています。教えとはありがたいことです。
 何も利他などを思わずとも、無心に教えの道を歩めば、教えは利他を教えていますので、自然世のためになっているのですから、それを我利で利他の道を閉ざさないようにしましょう。我利はすべての道を閉ざします。
 今日も教えに従って楽しく暮らしましょう。楽(らく)を願えば楽しい道を苦に変えてしまうことを知りましょう。楽は苦の本です。
   
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
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☆鹿児島のWさんが節分会の豆まきに使って下さいと沢山のお豆をお送り下さいました。Wさん、ありがとうございます。


☆今朝の満月です。