矛盾なのです

おはようございます。

昨日は梅雨特有の雨と蒸し暑い日でした、
朝のお勤めを終えた頃からぽつりぽつりと落ち始め研修生の皆さんが帰った頃から本降り、
パソコンのある目の前に窓があり隣の建物の屋根が見え雨のしぶきの飛び跳ねるのを見ていますと穴でもあくのではないかと思うくらいの強さでした、今朝は下関ですがまだ降っております。

今年の新入社員の皆さんはデートを断ってでも残業をするという方が80%を越すという報道が昨日ありました、驚きといいますか、素晴らしいとも思います。厳しい世相を反映しているのかも知れませんし、格差社会といわれていることに緊張感を持って取り組んでいる様子がうかがえます。

私なども実際休みというものはありません、弟子達には休日をあげたいのですが、現実問題として難しいものがあり、どうにかしなければとは考えております。
このところ毎月のようにお医者さん通いをしているのですが、予約をしていても二時間待ちというのは当然で、待っている患者さんの口からは色々聞こえてきますが、お医者さんの方がもっと大変だなぁ〜というのが実感です。

周囲の世界を見ても同じような状況なのでしょう、やはり物理的時間的に余裕が作れないときは「心の余裕」を持つことが大切です。
「矛盾」という言葉がありますが、矛と盾が無ければ戦うことはできません、
強い矛で責めても自分を守る盾が無ければ存続することはできないのです。
責めることばかり考え守ることを思わなければ、また守ることばかりで責めることばかりでも人生の確立は出来ないのです。

攻守バランスを調えてこそゆとりある人生があるのです。そのためにも「分」を知り「欲」に惑わされず、背伸びをせずに歩んでいきましょう、
研修生の皆さんに帰るときにいつもお話しを致します、「時々お話しに来て下さい」と、とりとめのない話でも良いのです、そんな会話の中に「ゆとり」が生まれるからです。
車のハンドルに「あそび」があるように、「矛盾」というとても大事な言葉を大切にしましょう。

責めることばかりを考え焦らず、守ることばかりを考え内にこもらず、自分なりの世界をつくり明るく過ごしましょう、
雨に負けても、夏の暑さにも負けても、人が困っているのを見てウロウロしても良いのです、先ず自分を確かにすることです。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。       合掌