共にする力

おはようございます。

昨日は風はあったのですが蒸し暑い一日でした、動けば汗が噴き出て暑さがまとわりつく、梅雨特有の暑さ、暑さはこれからが本番なのでしょうからへこたれずに過ごしましょうね皆さん、これは自分に言い聞かせているのです本当は。

いよいよ6月も今日と明日だけ、もう今年も半年過ぎてしまいます、
「光陰矢のごとし、時人を待たず」こんな語もあります「少年老い易く学成り難し」こちらの方が私にはピンとくるものがあります、
あっという間に「耳従う年令」になりました、学は成っておらず年令だけは重ねている、気持ちだけは若く保ち精神はやはり「耳順」でありたいと願っております。

明後日7月1日は「比叡山報恩登山、結縁潅頂の日」そして7月2日は「大般若経六百巻転読会法要」の日、両日とも比叡山に因縁が深いものがあります。
何故かと言いますと比叡山で仏縁をいただき修行もし、下山後も恩を忘れないために「登山」をさせていただいております、
また年一度比叡山で住職をしておられる高僧の方々に法要を心華寺で厳修いただいて皆様に御利益をいただいて欲しいと願ってのことです。

比叡山をお開きになられました「伝教大師様」は一九才のおり「願文」という生涯の「実践徳目」をお書きになりご本尊様へお供え致しました(仏様へ約束をなされた)、
その中に「解脱の味は一人飲まず、安楽の果は一人証せず。法界の衆生と同じく妙覚に登り、法界の衆生と同じく妙味を服せん。」というお言葉があります、
御大師様は一人だけ覚りの世界、素晴らしい世界へは行かないと一九才のおりに発心し生涯にわたり「人と共に」歩まれたのです、
この事への少したりとも近づかん為に皆様とご一緒に「報恩登山、結縁潅頂」並びに「大般若経六百巻転読会」法要を厳修させていただいております。

是非千二百年続いているお山にご一緒に登山され比叡山最高峰の位に在ります天台座主猊下に「仏縁」をいただき「法水」を「頭頂にいただき」ご家族、お友達、社会の皆様の御安泰をお祈り下さい、
また7月2日には心華寺にお参りいただき「災い転じて福となす」法要の風に当たり、社会に良風が吹くことをお祈り下さい、
今日の世相は目に余るものがあります、どうぞ皆様お一人お一人のお力をいただきますことを念じております。
人生は山あり谷ありです、そのようなときに迷うことのない「縁」を結んでいただきたいのです。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。       合掌