一人勝ちはない

おはようございます。

皆さんと一緒にお経を唱え祈る、何度行っても感動です。爽やかな秋晴れの中、愛宕寺での「月例幸福護摩祈願祭」護摩の炎も素晴らしい法要でした。
それぞれ皆さんの思いは違っても共に出来ることの証、直接助け合うことができずとも、あの人もこの人もと考えるだけで勇気がわき希望を失うことがない、このような体感を月一度味わえることで何か問題が生じたときに迷うことはないのです、社会は人と共にあるのです。
皆さんは友達やお仕事のお付き合いで、付き合いの上で何か「気をつけていること」がありますか、如何でしょう。気をつけていることはなくとも、どのような気持ちで接しているかです。
「一人勝ちはない・してはならない」ということです。自分に都合よいことばかり考えない、自分によいことばかりでは「関係は続かない」ということが真理です。片方だけが良いということはあり得ず「共生」してこそ継続があるのです。継続がなければ「繁栄もない」のです。
「共存共栄」でなければいけません、「お客様に喜ばれてこそ」とはよく言われることです。友達や仕事関係では一層この事が大事です。人間の意識は不思議なものです、「可愛がって欲しい、大事にされたい」とは誰しも思うところです、が上下の関係や力関係が明らかになったとき人間性が出てきます。
関係が「ハッキリしてからの付き合い方」が非常に大事になるのです。
人の「利」は「物質的な利」と「精神的な利」の在ることを知らねばなりません、この二つは「本能」の世界です、私たちの意識の中に普遍的にあるものです。
この「二つの利」を知ってお付き合いをしていかなければ「継続がない」のです。「一人勝ち」の無いことを知って人間関係の「応対・対応、礼儀」を忘れずにしたいものです。
「親しき仲にも礼儀あり」なのです。今までお付き合いをしていたのに突然切れてしまうということの原因の多くがこの「対応の拙さ」から来るものなのです。
稲穂が教えてくれております「実れば実るほど頭を垂れる稲穂かな」でしょう。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。        合掌