出来る延長線上で

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座へ参加の皆さんありがとうございました、来月は本年最後の勉強会です、お友達をお誘いの上おでかけください、お風邪などひきませんように。
昨日はいいお天気で窓から眺めると穏やかな日より、色づいた葉が落ちて見るたびに少なくなり定めとはいえ陽光の明るさに反して一層寂しさを覚えます、感情とは不思議です。
陰陽は自然にも私たちの心のうちにも何かしらあるのではないでしょうか、落ち込んだり喜びがあったりと、
自然の世界では陰陽や寒暖の差があればあるほどきれいであったり、野菜や果物は美味しさを増したりするのですが、事が人間の世界においては振幅の大きさには参ってしまうのが道理です。
こう考えますと人の世界では高い目標を掲げても一歩一歩が大事なのでしょう。目標を立てますと勢い達したいと思うばかりに事を急いで「気負ってしまう」のが私たちではないでしょうか、そこで注意をしなければならないのが「気負わない」ということでしょう。
どうしても私たちは「気が先走り」ます、「できる、やれる」と、そうできるのです、やれるのです、実現するのです。
「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という語があります。足元を見よ、自分が何によって立っているかということです。何が出来るかと言っても良いでしょう。この事をしっかりと自覚していることです。
この自覚もなく行動するのは「蛮勇(ばんゆう)」です、野蛮な無謀な勇気、これこそ気が走っているだけです。
目標は出来ることの「延長線上」になければならないのです。ああおもしたい、こうもありたいと思うのが「気」であって、エネルギーです。この気があればこそ「目標も立てる」のですが、「無い物ねだりをするような」ことではいけません。
人生を豊かにしていくためには是非「気」という素晴らしい私たちのエネルギーを「気負いに」するのではなく、確かに自己実現するための「エネルギー」として欲しいと願っております。
失敗はあるでしょう、ですが落ち込むという落差やケガが少なくて済むように、着実で大胆な行動をするためには「足元を見て、出来ることでの延長線上」からの目標を立てることが大事でしょう。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。     合掌