作務(務めを作る)

おはようございます。

庭の木々も随分色づき落ち葉が少しずつ増え木々も冬支度です、一昨日から来ているイギリス生まれの、名前はコリンというのですが、慣れないながらも生活をして、今未だ暗いのですが庭を掃いております、今朝は昨日より暖かいので少しは楽でしょう。
寺の修行はほとんどが「掃除、作務(さむ)」です、この事に「意味を見いだせなければ修行はできない」のです、何事でも同じでしょうが、単純なくり返しの基本をしっかりと身につけることが出来ませんと上には積み上げられないからです。
普段の生活の中でどうしても私達は表面的な事柄に眼や心を奪われ勝ちです、結果が目につくと言うことですが、この結果を導くには様々な経過があり、このプロセスは地道で目立たないのです。
目立たないプロセスをしっかりと出来るようになるには毎日終わることのない掃除、作務(さむ)をすることで心を養うしか方法はないのです。
終始(しゅうし)という言葉が示すように、始めも終わりも同じであって、花の咲いている時季は短く、咲いている時季が本来の姿では無く、終始全てが真実の姿だということに気づくことが大事なのです、この大事を気づくにはやはり土台、ベースとなる掃除、作務から始めなければなりません。
花を咲かせる前後が最も大事であり、この事の方が時間も長く「手間暇がかかる」のです。
ここでほとんどの者が脱落するのです、この事に「意味を見いだせない」からです。掃除をしている中で「気づく」ことは「段取り」で「法則性」なのです。
皆さんも表面的なことに眼や心を奪われることなく、地道な事柄を大切に日々精進ください。
そうすることで必ずや目標が達成でき、体感してくり返すことに喜びを感じ、成功のプログラムが身体に出来上がることでしょう。
そうなれば新たなアイデア、ヒントが泉の如くわき出て、行動力が増し、「務めを作ること」ができ仕事はなくならず、常に輝きオーラが発せられ、あなたが望んでいるように人様が注目するようになるのです。
今夜は「にんげん学」大阪講座です、参加をお待ち致しております。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。        合掌