自然に真摯に対する

おはようございます。

テレビに石川県で「地震」というテロップ、天災は予告無しにやってきます、災害に遭われました皆様には心よりお見舞い申し上げます。
天災があったときには時間が経つほどに被害の状況が広がっていくことに心が痛みます。ただただウロウロするしかないのが自分でも情けないのが真実です、天災は来るであろうとは思っているのですが、天災の起きないことを祈るばかりです。
古の先達たちはこのような天災を目の当たりにしてどのように対処したのでしょう、やはり一層真摯に祈ったのです。自然の運行にはどのように文明が発達しても適わないのは皆さんもご存じです。
江戸時代に良寛さんという今日でも高名なお坊さんがありました、子供達と鬼ごっこや、まりつきをしてよく遊んだこと、縁側の下からタケノコが出てきたので縁側を切って伸ばして上げたことなどが有名な話として伝えられております。
越後の貧しい農家の子供達とよく遊んだのです、何故だったのでしょう、今日でも自然の驚異にはどうすることもできません、江戸時代ならなおさらだったでしょう、実りの秋は台風の秋でもあります、山川、田地は天災によって破壊され、その被害は大変なものだったことでしょう、そんな中生きていくことは大変なことです、干ばつや天災がひどかった年のあとには子供達が「売られていったのです」そのような時代でした。
僧である良寛さんは「人として如何にあるべきか」を多くの人々に日頃から説いておりましたが、現実の厳しさにはなすすべを持たない事実を体感しておりました、そんな中、どうすることが一番か?大人になっても夢や希望を棄てないようにと「子供達と戯れたのです」、飽くことなく。
話は時には虚しさを覚えることがあります、しかし良寛さんは「人の心を信じ」現在がいくら苦しくとも「夢を忘れないように」と「共に心から遊び祈った」のです。
私たちは絶望感を感じるときはありますが、未来を絶望してはならないのです。天災に遭うことは不幸であったとしても、人災ではないということに思いを馳せ絶望感を持ってはならないのではないでしょうか。
祈りましょう、天災がやって来ないように、自然に真摯に対していくように。被災されました皆様が一日も早く回復、復興されますことを祈ります。
今夜は「にんげん学」小倉講座です、率先してご参加下さい、会場でお待ち致しております。少しでも良い気のエネルギーを発するために。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌