一筋の道

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座へご出席の皆さんありがとうございました。来月もお会い致しましょう。
今日はこれから東京へ、そして宇治に戻ります。「にんげん学」東京講座にご出席いただいておりますMさん主催の書道展を拝見しに行くのです。「筆心展」と称し出展される皆様ほとんどが師範ですので目と心を養うのにこれ以上の展覧会はないでしょう、場所が浅草ですので観音様にもお参りが出来ますので二重の喜びです。
本当は東京に一泊しゆっくりと鑑賞したいのですが、明日から西国三十三観音霊場巡りですので留守番が私ですのでゆっくりのんびりとというわけにはいかないのです。
「一筋の道」を歩まれている方が大勢おられます、共通しておられるのは「謙虚」なことです、そして「慢心がない」ことです。
いつも書いておりますように「学ぶはまねぶ」です。学ぶことの大切さは「心を学ぶ」ことにあります。「心身一如」です、身と心を一体と為すことの大事さは皆さんもよく理解されているところですが、いくら形や身を調えても心をしっかりと調えるということはやはり「意識」していませんと、飛び跳ねるのが「こころ」でもあるのです。
「実れば稔ほど頭を垂れる稲穂かな」という語がありますが、偉くなりますと周囲が頭を下げてくれますのでこれが問題なのです。
何時しか頭を下げてくれることが当たり前となり、謙虚さを失う、傲慢になる。人間の心は「環境、状況に支配される」ことを知らねばなりません。
技術は立派でも人間的豊かさを失い「立場を失う」という人が多くあるのです。技術を習得したのは「教えに従ってのこと」であるように、また「心も」同じであるように心がけることが大事なのです。
「一筋の道を」歩み続けられておられる方が多くの人に慕われている姿を拝見しますと「心の美しさ」をどなたにも感じるのです。
「心の花」が咲いている姿を拝見することがハードスケジュールでも疲れを感じさせないのはその人の香りで心が和んでいるからでありましょう楽しみに出かけます。
       
世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。   合掌