仏を見る

おはようございます。

昨日は蒸し暑い一日、蝉も先日から鳴き始め夾竹桃の花が似合う季節です。避難所生活の皆さんは不自由な生活で大変でありましょう。着の身着のままでお風呂にも入れない、そのようなことを思えば幸せなことです。
テレビを見ておりまして被災者の方がインタビューに答えておりました、その言葉に「仏を見ました」、支給された食事をいただいて「ありがたいことです」という言葉です。あぁなんと素晴らしい人だろうと、辛い目に遭い、苦しい中で「ありがとうを言える」涙をこぼしてしまいました。
私自身を見れば辛かったり、嫌なことがあれば人様の好意を素直に受けられない、受けていない自分のあることに気づきます。
人は困難なことが在ればあるほど感謝しなければならないのだと改めて知らされました。「仏心」を忘れていたのです。困難なことに出会って鬼になることは簡単です、苦しいことに遭っても同じです。そんな時こそ「仏心」を持つことが大事なのです。
福の神は福が好きで貧乏神は貧乏が好きなのです。好きな者に取り憑くのが神です。「ありがたい」といったおばあちゃんには今まで以上の幸せの神が憑きお守りいただくことでしょう。
困難や苦しいときにこそ「ありがたい」と受け止め福の神が憑くようにしなければならないのです。それを「何で私だけにと不幸を嘆き苦しんでこの世を恨んでいると」貧乏神が憑くこととなるのです。
毎日の祈りの後にお寺では「ありがとうございました」と何十遍も唱和するのです。感謝は「し尽くす」ということがないのです。

世界平和をお祈り致しましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。          合掌