不自由だから

おはようございます。

一年のご愛読ありがとうございました。拙い文を毎日お読みいただき感謝申し上げます。丸十年書き続けてこられたこと、皆様にお読みいただいていることが喜びと幸せです。
反省して後悔せず、一見傲慢なように取られる言葉ですが、何でこのように「反省して後悔せず」という気持ちを持っているかと申しますと。数年私は関節リュウマチを患っています、そして感じたのです。

不自由なればこそ 自由が恋しい
不自由なればこそ自由を感じる
今まで見えなかった
優しいこころが 見える
自由なこころが 見える

変な話ですが人様の心は本当に優しいということが体感出来たからです、そこから見えない世界が見えたからでもあります。
そして精一杯やって後悔するようなことは何一つ無いのだと、全てを味わおうとの思い。不自由だからこそ自由に出来ることを想像する、楽しくなることを夢見る。
不自由なればこそ出来ない自分がハッキリして又やり直すことの楽しみとなり、人様と接したときは少しは狭い心で観なくなった。
当たり前と感じていたことが当たり前でなかったことを初めて感じたのです。何をするにしても一からやり直し。
本来無一物という語を初めて味わいました。一夜明けると正月です、年が改まります、新たになります。
一夜明けて病んでいた、一夜明ければ新たになる、同じです。
出来ていたはずなのにという虚しく自分を傷つけるようなことをしない、一からのやりなおし、
豊かさとは自分が豊かだと感じること、楽しい人生と思うこと、自分が感じ、自分が思う。
今日一日一杯反省し感謝し懺悔し新たな年を迎えようと楽しみにしています。
今日は大晦日にふさわしくこの冬初めて指先が冷たく感じます、指が手が自由であることを願ってかじかむ手が自由を欲しがって冷たさを感じ喜んでいるようでもあります。
今夜午後10時からご参拝の皆様に年越し蕎麦をご接待いたします、どうぞお出かけ下さい。
そして11時半から除夜祈願のお護摩、ご一緒にお祈りをして戊子の年をお迎えしましょう。
またお寺から若水を汲んでお帰りになりお雑煮をお作りいただき一年の無病息災と開運の縁をいただいてください、お待ちいたしております。
よいお年をお迎えください。

世界平和をお祈りいたしましょう。ありがとう・心に華を咲かそう。        合掌