親孝行

おはようございます。

昨日の朝は今冬始めて毎日の護摩祈祷で使います油が寒さで固まっていました。寒さはそんなに体に感じないのですが、数日冷え込み大気が冷え込んでいたのでしょう。
昨日の夕方からはみぞれのような感じのするものが降っていましたので雪を心配したのですが今朝はこぬか雨がしとしととしています。
昨日は子供の時代を思い出し書きました、実は父の命日だったのです。修業時に父は63才で逝ってしまいました、現在私も数え年で62、父の寿命を思えば時間と競争のようにも思えます。
何一つ孝行も出来ずに、悔やむと云うよりも儚さ、虚しさを感じます、若き時代の情の無さ、自分のことで精一杯、何一つ親のことを考える余裕もなく脳天気、若さとは恐いものです。
では父が長生きしていてくれたら孝行が出来たかと云えばそれは?で、母親に心配掛け通しだったことを思えば同じ事でなかったかと、これまた虚しく思うのです。
子を持つ親として子に従い見守るしか出来ない私、親もこのようであったのではと、親への思いやりの無さを時々思い浮かべ涙がこぼれるときもあります、何の涙か何故こぼれるのか判りませんがこぼれるのです。やはり年のせいなのでしょう。
過去は戻ってきませんが、お経を唱えてこぼれる涙が供養だとも思っています。誠澄が上用まんじゅうを買ってお供えしてくれたことが又供養でもありました。
実父に孝行できなかった分を世の先輩の皆様に孝行せねばと父の位牌に向かって考え唱えていました。
山形は大雪のようで宇治より寒いでしょうきっと、兄も同じように父にお経を唱えていたのではとホットする思いもしています。
皆さん親孝行してください、親孝行したいときには親はなしです。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。
Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。    合掌