向上心

おはようございます。

昨日はしとしとと一日中雨、雨は嫌いではありません、考え事が出来るからです、というよりも晴れが好き、雨が嫌いと考えないからかもしれません。
もちろん寺の行事があり皆さんにおいでいただくときはやはり好天を祈るのは当然です。しかし自分の用事では晴れ、雨に余りこだわらないということです。
条件や状況は良いに越したことはありませんが、自分でどうしようもないことには悩んでも仕方がないことだと思っています。それよりもどんな状況、条件の中でも人事を尽くすですね。
いろいろな人を拝見していますが、自分の人生を確立していく人、そうでない人、いろいろです、どちらにも共通項はあります。
人生を迷い無く確立していく人は「これで」というものをしっかりと持っている。その上で向上するための「意見を聞く」ということです。意見を聞いて「実践する」人が多くのチャンスを手に入れています。またどんな状況、条件からも学ぶことを知っている。
実践の中で聞いたことをイメージして「確立していく」、そして何事も「失敗とは考えない」、成功したとしても「学ぶ事を忘れない」。
このように普段から意識してチャレンジしていく人が多くの物を吸収して階段を上っていくようです。
反対に思うようにいかない人は「これで」というものは持たず、欲だけが感じられます。ですから「話は聞くが実践しない・できない」。そして「先に言い訳する」です。また物事が「分かっているように話をする」、「出来ないことがないような話をする」など、頭の中が完成されている、意見の入る余地がない。
ですから意見や助言などは聞き入れない。自分の主張だけといった感じ、話をしていても人様が必要でないと感じさせてしまう、必要と思わせないのです。謙虚さが無いとでも云うのでしょうか、自分が評価されないのは可笑しいとさえ思っているような節がある。
聞く、ということは聴くということ、聞くは表面的に聞くこと、聴くは自分の意識を以て聴く。
心から聴いているか否かは伝わってしまうものです。見るも同じで、見るは単なる物として見る、観るは心を通して観る。
世の中には見て直ぐ覚えてしまう才能のある人がおります、このような人の多くが見てしまい、聞いてしまう傾向にあるのです。人生思うようにいかない人の多くが物覚えが良い、直ぐ出来る人が多い。
いわゆる苦しむこともなく学校時代及第点をとってしまった。自分の才能におぼれてしまって、努力している人の姿が観えてこない、だから追い越されてしまう結果、一層人の意見を聞かなくなるという傾向が出てくる。
向上心とは「これで」と思ったことを永遠に向上さすことで、到達点がないのです。何かできたら終い、というのではないのです。もしも向上心を到達点があるものとして考えているとすればそれは誤りです。
永遠に学ぶこと、聴くことが人生は大事なのです。学ぶことが出来ない、聴くことが出来ない人や会社が破滅していきます、その多くの事実は歴史が物語っています。
話が変わって2月3日(日)は星祭り・節分厄除け「採燈大護摩法要」、開運火渡り行の日です。
是非火渡りにおいでください、火は熱いということを体感し、知っても知ったことにならないことの体験が出来ます。何事に於いても苦が先であることを知る、そして静かでありながら強いリーダーシップが形成され、勇気が何事にも必要なことを知ることで運が切り開かれ、注目もされるようになります。
その法要の手伝いに昨日愛知からw君が来てくれました一週間手伝ってくれるということです。また当日手伝いに来られないからと熊本のT君は私が元気で法要が勤まるようにとお灸とマッサージを施してくれました、これまたありがたいことです。
ご近所の皆さんは日々お祈りで用います法具のお磨きに来てくださり、雨でもホットな一日、皆さんのお陰で心が磨かれました。
2月3日の採燈大護摩法要には沢山のお参りがあります、是非皆さんもお手伝いください、猫の手も借りたい心境です。
不特定の方への奉仕が普段になれば仕事の分け隔て、人の分け隔てもなくなりチャンスが大きく広がります、よろしくお願いいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。
Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。    合掌