状況判断を正しく

おはようございます。

昨日の日曜日は日本列島強風の吹く寒い冬日、各地で大変な被害が出ました。お見舞い申し上げます。
そのような厳しい寒さの中お参りありがとうございました。二月の最終週お大事にご精進ください。皆様に御仏のお加護のありますことを念じております。
人は日々の身近な出来事に用心しなければなりません。日々の生活の中の出会いが大きく人生を左右するからです。
目の前の人や状況に左右され、影響される、このことは間違いありません。影響を受け左右されよい縁とするか、悪い縁とするかは、正しく「状況判断」ができるかどうかがポイント、要です。
ポイントを押さえているか否かが「人生の岐路」です。
では状況判断を正しくするためには何が大切でしょう。色々とありますが先ず「自分の立場を考慮する」。その上「何で目の前の人と会っているのかの目的を明確にする」、同じように「何で仕事をやっているのかも明確にする」。そして「思考・行動は原理原則に基づく」です。
状況の中で体や心で感じる「苦や楽からは考えない」という「状況判断が大事」です。なぜかと申しますと私たちは「楽に引かれ苦を避ける保身」が無意識にあるからです。
故に現実状況の中、感覚での判断を「理性でしっかりと行う」こと、「考えをしっかり持っていること」が大事です。
その時に大事なのがいわゆる原理原則の「報告、連絡、相談」の基本です。
人はどうしても感覚で動くという動物的判断があります(自己防衛本能・保身)。このことは決して悪いことではないのですが、判断を確かにするためにも「人としての思考・行動である報告・連絡・相談が大事」です。
原理原則に則した思考・行動、考え方を持たずにいますと、本能的思考・行動(動物的感覚)をします。そうしますと「自己保身」が働き、「好かれたい、嫌われたくない、得たい、逃したくない、逃げたい」という自己保身の判断で行動をするのです。そして「許されることを欲する保身の行動をとる」ようになっていくのです。
許されたいという思考は「正しい考え方を持っていない証でもあります」、なぜならば「相手のことを考えて行動した」ということが「心の根柢に在る」からです。そこからはどこを探しても「自分の悪さは見えてこない」のです。
嫌われたくなかった、悪い人と思われたくなかった、話の分かる人だと「単に思われたいだけの行動だった」ということに気づかないのです。それは本能の中に在る意識だからです。人として社会人として仕事人としてという意識はなく後先を考えず「目の前の苦楽に左右されている」のです。
そして社会生活の失敗を「招く」結果となるのです。
私たちの日常は自分の判断で動きます、このことは決して悪いことではありません。ですが自分の判断を「正しく終わらせるため」には「人としての基本」が原理原則に「在る」ということを忘れずにおることです。
しかし失敗を繰り返す人はこの基本を忘れる。なぜでしょう、それは「失敗を繰り返しているから」です。そして失敗を取り戻そうとして原理原則に立たずに自己判断(本能的思考)をする、「やればできるのだという何の根拠もない行動」、そして又同じ過ちを繰り返すこととなるのです、経験、体験を「知としていない」、知性で状況判断せず、我で判断し過つ。
私たちは多くの人と共に仕事、生活(共存共栄)を行っています。独り善がりで判断をすることがどれほどの多くの人に大きな被害と「自分に大きな被害」を与えるのかを知れば原理原則の素晴らしさが理解できるはずです。
明日は「にんげん学」小倉講座、寒い中ですが沢山のご参加をお待ち申し上げております。徳を磨き能力をいかし素晴らしい人生を確立いたしましょう。
人生「如何に在るべきか」の学問が「にんげん学」です、経験、体験を重ねれば重ねるほど「如何に在るべきか」が大きく重要となります。なぜならば成長すれば大きな責任も出てくるのです、そこから招く失敗は大きいのです。
成功の可能性、失敗の可能性は常に50%、成功者は夢大きく、そして繊細で臆病なものです。学びを一過性のものとしてはなりません。会場でお待ちいたしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌