表情を良くする

おはようございます。

昨日は一日いいお天気、そんな中お昼前に若者達が入山してきました。今朝は雨が降っています、若者達に試練を与えているのでしょう。
緊張した顔は魅力があります。人間自分の顔は自分で見ることはできません、もちろん鏡で見ることは出来ますが、緊張した顔、笑顔、怒った顔さまざまな顔は見ることはできないのです。
自分で見ることが叶わない顔を見て「人は私たちを判断する」のです。
今日は「いい顔を作る話」。
私たちは自然相手の顔色を見るのが常です、内面、気持ちを探ろうとするのです。
誰しも好感を持って受け入れられたい、好かれたいという気持ちを持っているはずです。
女性ならば美しい顔でありたいと誰しも思っていることでしょう。デパートの化粧品売り場に行けば沢山の女性達の姿を見ることが出来ます。
化粧をすれば美しくなる、知っているから女性の皆さんは化粧をなさる、当然の真理です。
このように「知れば行動となる」のです。そして「知ったら止めない」のです、化粧はずっ〜と続けて行くのです。
人生もこれと同じ、今日の話を読んで是非行動実践しお続けください。
どうすることで「いい顔、表情とできるか」。
答え「思いを確かに心に保つ」です。どんな思いかといいますと「楽しい思い、夢、目標」です。心の思いが表情となるからです。
楽しい思いを心にお持ちですか皆さん、いかがでしょう?。
「思いが表情となる」。
このことは間違いがありません、お腹が痛くなれば「顔を歪め」、楽しい、面白いことが有れば「笑顔となる」のです。このことは皆さんご承知の如くです。
ですから心の思いは大事なのです。
現実の状況は常に変化します、想像の出来ないことにも遭遇します。このことは新人の時、会社や社会に出始めの頃はなおさらのことです。だからこそ「心の思いは大事」なのです。
「思いを」持たずに社会に踏み出しますと、社会は全てある意味では「やらされる、指示されるのが現実」です。
時には嫌なことも多くあるでしょう。そこで嫌なことに遭遇して嫌な表情をすれば指示した相手は「どのような印象を持つのでしょうか」、それは「嫌な顔をして」という印象をあなたに持つはずです。
「人は人の心を見抜けない、理解できない」。「あなたも相手の心を見抜けない、理解できない」。
人は人の心を見抜けないのです。ですが何か「事を通して察する、印象を持つ」のです。それが「表情であったり、行動である」のです。
人の心を見抜けませんからいろいろな指示をするわけです。「このことを知っておきましょう」。
嫌なことに遭遇したときにフットワーク良く、いい表情で対することが肝要なのです。
いい表情で行動するために何が必要なのかといいますと「心の思い」です。
私は比叡山から下山し心華寺に来た折には一人の信者さんもいないという状況でした。生きることは知ってはいましたが、生活するに収入がありませんから生活するにも下山当日から窮したのです。
しかし私には「思いがありました」。どんな思いでしょう「教えを心に保っていた」のです。
ですから表情が曇らず暗くならなかった、悲観しなかった。
現在各地で講義しております「論語」の冒頭、第一巻が「学而(がくじ)第一」。学びとは(まねぶとは、まねること)という書き出しです。
「子曰(しいわ)く、学(まな)びて時(とき)に之(これ)を習(なら)う、亦(ま)た説(よろこ)ばしからず乎(や)。朋有(ともあ)り遠方(えんぽう)より来(きた)る、亦(ま)た楽(たの)しからず乎(や)。人知(ひとし)らずして慍(いか)らず。亦(ま)た君子(くんし)ならず乎(や)。」
この語、言葉を思いとしました。
意は「孔子言う、学問をして、その学んだところを機会ある毎に復習し練習して行くと、学んだところがおのずから真の知識として我が身に体得されて来る。これはまたなんと愉快なことではなかろうか。このようにして修養を積むと自然、共鳴者、又は同志の者が出来て、遠い所からまで慕い訪ねて来るようになるであろう。これはまたなんと楽しいことではなかろうか。又自己の学習により友との切磋によって磨かれる学問は、終いには真の徳操となって、分に安んじ命に立つ所まで進まなければならない。この境地に至れば、すでに世の毀誉褒貶(きよほうへん)は問うところではない。たとい世人が自分の学徳を認めてくれなくとも、これを怨まず尤(とが)めず、平然として世に処することが出来るであろう。この点まで進み得た人であれば、これこそ真の修養の出来た君子人というべきではなかろうか。」
ということです。少々長くなりましたが、この語を思いとして今日もあります。思いが世界を広げ表情を良くし、目に輝きを無くさず、人間関係を大きくしていくのです。
思いを強くし、いい表情を作ってください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌