極まる

おはようございます。

「にんげん学」東京最終講座ご出席の皆さんありがとうございました。一年あっという間、光陰矢のごとし、来年もしっかりと「心」を学びましょう。
あわただしい世相ですがお大事に素晴らしい新年をお迎えください。
いつもですとホテルに泊まっていても大概寺にいるときと同じような時間に一度目覚めるのですが今朝は昨夜の皆さんとの楽しい般若湯のためでしょうか、7時半過ぎまで休んでいました、シャワーを浴び頭をそって書き込みをしたという次第です。
まぁしかしひさしぶりによく寝たという感じです、昨日も東京に入り時間があったのでホテルの部屋でゴロッとなったのは良かったのですが、夕方「にんげん学」のお世話をくださるNさんからの電話で起こされたというようなことでした。
知らず知らずのうちに疲れがたまっていたのかもしれません。
「天地の道は極まれば則ち反り、盈(みつ)れば則ち損ず」(淮南子(えなんじ))。
「寒い、寒い」と嘆いていても、やがて暖かい春となり、「暑い、暑い」と暑さにうだっていても、やがて涼しい秋になりそして又寒い冬がめぐってきます。
これが天地の法則、月は次第に満ちて満月となりますが、そのとたんに、またしだいに欠けていき、いつまでも満月であり続けることはできないのです。これも又動かしがたい天地の法則なのです。
私たちの社会の摂理も又これと同じであります。しだいに上りつめて頂点を極めると、もはやそれ以上の頂上はなく、待っているのは下降だけなのです。
かりにどん底に沈んでも、そこから先に見えているのは、上り道であると心得て精進すべきなのです。
どのような地位段階にでも極まってしまうのが人間の心でもあります、どんな立場にあっても慢心せず、おごらず、いっそう慎重な姿勢が大事なのです。どんなに落ち込んでも落胆せず、あせらず騒がず、力を蓄えながら時を待つことが大事でもあるのです。
今の立場に不満を持っていながら何の変化もないという事実があったとすればそれは慢心の為せる業であると自覚すべきです。
今朝と昨日と自然と寝込んでしまった自分を見て体調の極まりを見た思いでした。これから研修生が待っていますので宇治へ帰ります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌