百たびす

おはようございます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」ご参拝ありがとうございました。素晴らしいお天気でしたが肌寒い中皆さんの熱い信仰心に改めて感動しました、ありがとうが心からわいてきます。
これが幸せなのでしょう。
幸せは過程の中に多くの方のお陰でこのようにして時々顔を出すのです、このささやかで大きな幸せを幸せと感じていくことが次第に大きな幸せとなっていくのだとしみじみと思う昨日でした。
昨日は愛宕寺の法要を終えてあわただしく心華寺に帰ってきました。心華寺の桜の花が、22日から三日しかたっていないのに、沢山の花を咲かせ帰りを待っていてくれました、これも幸せです。
「人、一たびしてこれを能(よ)くすれば、己これを百たびす」(中庸)。
他の人が一回でできたことを、自分は二回、三回とトライしても、なかなか達成できない。だが、あきらめてはいけない。百回も挑戦すれば、どんなことでも必ずやり遂げることができる。
「中庸」は、こう語った後で、さらに次のように記しています。
「果たしてこの道を能くせば、愚といえども必ず明らかに、柔といえども必ず強なり」。
こういうやり方で努力すれば、どんな人でも賢明になるし、どんな弱者でも強者に変身することができるというのです。
易(やす)きにつきたいのが私たちです。今日から今年初めての新入社員の皆様の研修が始まります。
己の実力を「自覚しよう」。自覚から人生の確立が始まる。
仕事は期限がつきもの、日程通り、期限内に仕事を処理しなければなりません。
しかし時間内に出来ないことも現実として出来てくるでしょう。そして他の人に代わってもらったり、助けてもらったりしながら完成するということも多くあるのです。
このときに一過性とせず、出来るように「精進する気構え」が先の言葉です。
新社会人として一歩を踏み出し、悲喜交々の人生と直面します、時に先の言葉を心に秘め精進して欲しいと願っています。
「頑張リズム」は昨今の人には敬遠されるかもしれませんが、楽を願ってばかりでは、この短い人生、何も出来ないで終わってしまいます。頑張り所では、やはり「これを百たびす」の精神がほしいところです。
今日から3月末まで延べ800名の新人の皆さんが研修で社会人第一歩を心華寺で踏み出します。彼らに勇気に目覚めてもらえればと心から願ってお話しさせていただこうと思っています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌