天にも地にも

おはようございます。

今日は4月初めての日曜日、一日に入社式を終えた新人の皆さんはほっとしているのではないでしょうか、昨日夕方下山された研修生の皆さんも一休みということでゆっくりしてください。
今日はゆっくりとして明日からのお仕事に真っ正面から取り組んで、失敗を恐れず、分からなければ尋ねることも恐れず、恥ずかしがらずに対処してください。分からないことをそのままにしておくことが将来の大きなつまずきの原因となります。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」を肝に銘じ歩むことです。小さな事と思われることであればあるほど分からないことは聞く、小さな事が積み重なると大きな穴となります、くれぐれもご用心を。
今日は第一日曜日ですので心華寺では「月例・幸福開運護摩祈願祭」、午前10時からです、是非お参りください。
天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」。
今日は同時に「お花まつり」もいたします。お釈迦様のお誕生日を祝福する日が「お花祭り」です。
4月8日が誕生日なのですが、月例祭と合わせて皆さんと共に祝福し、同時にピカピカの新一年生の皆さんをお釈迦様のお力にあやかって素晴らしい人生をと願ってお祈りします。
天上天下唯我独尊は訳しますと、「天にも地にも我れ一人尊し」となります。
これは自分だけが尊い、というのではなく、私たちは尊い生命を授かって「無限の可能性を持って」生まれてきたことを表した言葉です。
人生をゆがめてしまったり、自信を無くしたり、落ち込んでしまったりする原因はいろいろあると考えられますが、一番には「比較、比べることの間違いから」生じてしまうのです。
生まれながらにして千差万別が私たちです。誰でも知っていることです。
しかしこの知っていながら知らないのが私たち、事実を認められないのが私たちでもあるのです。
この千差万別が示していのは、誰でも尊い使命、役割を生まれながらにして持って生まれてきたということなのです、それを唯我独尊と言ったのです。
この世、社会は一人で動かすことなど出来ないのです。協力、協調して成り立っているのです。
そこで「思いが大事となる」のです。お釈迦様は生まれて直ぐ起ち上がられたそうです、そして7歩歩まれ、右手で天を指し、左手で地を指し、先の言葉を発したとされています。
これは「可能性を示された」のです。
起ち上がることが出来る、歩むことが出来る、自分が「この地で、目標に向かって、自らの足で、歩むことが出来る」ことを指し示したのです。
上下、上手下手、遅速、優劣、老若、男女、美醜、貧富等々見比べることが出来るのが私たちです。しかし見比べて落ち込むようであっては愚かというべきです。
見比べて「どうなりたいのかの夢と為す」ことです。
私は夢と為して今日まで歩んできました、その結果、私にふさわしい使命が多く与えられ、ふさわしい同志も得、友も与えられたのです。これ以上の喜びはないのです。
ピカピカの新一年生の皆さんにこれから長い人生に於いてただ単に比べることではなく、夢と希望を持って正しく比べ、素晴らしい人生と為す勉強をして欲しいと願うのです。このことは大人である私たちも同じです。
祈り、学ぶことを常とすれば夢と希望を無くすことはないのです。かけがえのない人生、「夢を持ち確かに歩むことで」多くの友と出会えるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌