天網恢々

おはようございます。

昨日は蒸し暑い一日でした、これからは時々このような蒸し暑さが来る季節だなぁ〜と明日のチャリティゴルフコンペの空模様を心配するところです。
皆さんのご協力をいただき「心に華を咲かそう会」中部地区チャリティゴルフコンペも第8回を数えるまでに回を重ねましたのでやはり好天の中でプレイをして欲しいというのが正直の気持ちです。
「天網(てんもう)」。
今夜は「にんげん学」一宮講座です、そして明日はチャリティゴルフコンペ、本当に参加くださる皆さんには感謝いたします。
天には網が張ってあるそうです、仏典にはこのように書かれてあります。私は信じています、その網の目のすべてに「鏡が着いている」そうです。
その鏡に他の鏡が映るそうです、ですから鏡に映った姿はすべての鏡に映り、どんなことでも隠しようがないというものです。
「天網恢々疎にして漏らさず」という言葉もあります。
私たちの行動は包み隠さず天の鏡に映し出されて万人の知られるところとなるのです。故に信じた正しい道を黙々と歩むことが大事なのです。
「桃李(とうり)は艶なりと雖も、何ぞ松蒼柏翠(しょうそうはくすい)の堅貞(けんてい)なるに如(し)かん。梨杏(りきょう)は甘しと雖も、何ぞ橙黄橘緑(とうこうきつりょく)の馨冽(けいれつ)に如かん。信(まこと)なるかな、濃夭(のうよう)は淡久(たんきゅう)なるに及ばず、早秀(そうしゅう)は晩成するに如かざることや。」(菜根譚222条)。
意は「桃や李(すもも)の花はいくらあでやかで美しくても、どうして松や柏が四季を通じて常に青々としてかたく操を守っているのに及ぼうか。
また、梨や杏はいくら甘くておいしいとはいっても、どうして黄色い橙や緑のみかんが強い芳香を放っているのに及ぼうか。
色こまやかで若々しく美しいのは、あっさりとしていつまでも続くものには及ばないし、早く成長するものはおそくじっくり成就するものには及ばないということは、まことに真実である」。
これは「刹那よりは永遠、早熟よりは晩成を」という意味であります。黙々と人生を歩む人の姿には勇気を与えられるものであり、尊敬に値します。昨年のノーベル賞を受賞された皆さんの生き様を語るまでもないでありましょう。
私たちは輝いている人を見たりしますとどうしても心を騒がせてしまいます。しかしそれで自信を失ってはいけないのです。
自分を信じて歩み続ければ必ず天網の鏡に映し出されいつかは必ず多くの人の心に映し出されるのです。
志を見失わずイキイキと人生を歩んでいる人は輝きを失わないのです、松や檜は花は咲きませんが常に青葉を繁らせ様々な小鳥の住処にもなっているのです。橙や臭橙は様々な食べ物に香りを提供し一層その味を引き立てるのです。
私はこの菜根譚の言葉、また天網に勇気づけられます。
学ぶことは信じること、信じることは行動することです。その道中で同じように信じる「同行の人」、「にんげん学講座への参加者の皆さん」、「チャリティゴルフコンペにご参加の皆さん」との出会いを得たのです。
今夜も「にんげん学」一宮講座で皆さんとお会いできることを楽しみに出かけます。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌