直感に磨き

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございました。時には復習をして精神の浄化を心がけましょう。
善い言葉や詩を読む、論語を音読する等々精神を高め心を豊かにする語を読むことを続けますと無意識のうちに道を過たすことを防ぎ、その中で自然良い出会いがもたらされるようにもなります。
良い出会いのためという利己的な考えで学ぶのではなく、「修養するという意識の中で自然出会いがある」ということです。
又人と出会って相手がどのような人であるかを「見極める直感の冴えが出てくる」ようになります。
「直感に磨きをかける」。
昨日学びました論語子路篇第二十条に「子曰く、論篤(ろんとく)なるもの是(こ)れ与(か)、君子者乎(くんししゃか)、色荘(しきそう)なる者乎。」とあり、
意は「孔子言う、議論の篤実な人に直ちに賛意を表して、それを頼みにしようとすると、ややもすれば失敗することがある。議論の篤実なことだけでは、その人が果たして真に徳の修まった君子人であるか、或いはただうわべを飾る色荘者であるかの区別がつかぬからである。」
君子はもちろんその議論が篤実であろうが、うわべの言貌(げんぼう)だけを荘重にしておる人でも、やはりその議論は篤実であり得るから、議論の篤実だけを以てしては、その人物が果たして君子者かわからぬということです。
往々にして私たちは言葉や態度が立派だと行動の結果を見ずして信じてしまうという傾向があります。
もちろん人を疑うことはよくありませんが、あまりにも簡単に言葉や態度だけで信じるのもどうでしょうか。
書を読み実践の場で人と接し観察眼と直感を養うことも大事であるのです。それには何よりも語を読むことで言行一致する自分を確立していくことが一番の効用であり直感を磨くこととなるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌