明らかに

おはようございます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」ご参拝ありがとうございました。美しくそして激しい護摩の炎。全てを焼きつくし執着心をも焼き尽くしてくれる、また新たな明日を夢見ることが出来ます。護摩はいいものです。
私たちは両極に心を奪われがちです、良かったこと、悪かったこと、できたこと、できなかったことにこだわって新たなチャレンジができなくなる、これではよろしくありません。祈りも学びも新しい自分に目覚めること。経験、体験をふまえ肥やしにして前進すること。過去に魂を奪われてはならず、その意識の行動が「護摩を修すことに在る」のです。
「明らかに」。
日々祈るのは未来を明らかにしているからです。それは「心気を確かにしている」といってもいいでしょう。事を為してなるかならないかなどと言った結果に囚われるのではなく、目の前にあることに精一杯誠意を尽くすことが「夢に通じる」という明らかな心気。
心気を確かにしていない、覚悟ができていない人間は、相手によって接し方が変わっているのです。
自分より上位の人と観れば、恐れ入り、下位の人と観れば侮る、といった如く、口では誠意と言っていながら変わっている。それらの行動は皆、結果に拘っているからです。このような接し方では仕事になるはずもなく、人間性も信用されるはずはないのです。
砂糖は誰がなめても砂糖であり、甘い物であります。同じように私たちが人様と接するときは誰に対しても真剣に誠意を尽くすことが大事です。常にプロセスが確かでなければ、物事の成就はならないのが科学であり、道理でもあるのです。
人間は理性もありながら、その大半は情の生き物であります。だからこそ情を以て理性を確かにして誰にでも誠意を尽くしてこそ過去の蓄積が生かされていくのです。
己の行動を明らかにしてこそ、人はおのれの心気を確かに受けとめてくれるのです。
明日は「にんげん学」小倉講座、両極に心を奪われ、大切な人生のプロセス、過程を疎かにしないために「心学」を学びましょう。
結果を得たいと真剣に考えているのであれば、プロセス、対人関係に誠意を以て同じ姿勢で対することです。さて皆さんの誠意とはどのような「心を言うのでしょうか」、自分が儲かることですか、自分の利になることですか、自分が上に立つことですか、このようなことは誠意とは言いません、我欲です。
我欲からは争いと妬みしか生まれないことを知るべきです。 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌