年令を超えて

おはようございます。

昨日午後3時に元気に子供達が笑顔で帰って行きました。子供達に人の素晴らしさを沢山見せてもらいました。毎年のことですが、心が洗われ切磋琢磨することを改めて教えられます。
三日間のことですが、小学校一年生から中学生までの子供が一堂にして学ぶことの必要性を実感。年令が違っても同じ事をやっていますと、三日前まで会ったことのない子供達が自然教えたり教えられたりと仲間意識が芽生え共同して事を行うのです。
自然が醸し出した「和、協調」です。どうぞ皆さん時々お寺に家族でお出かけになりお手伝いをしてお子さんに「自分が必要とされる場があることを体感」させてみてください、情操教育は長じてから必ず役に立ちます。
「年令を超えて」。
幼少年時に年令の違った者同士で学び合う重要性。年令が混在しているのが社会、幼少年時代に年令が混在する中で学び「人への信頼を持つ」ことができてこそ大人社会が素晴らしいものとなるのです。
年令が同じで横並びの競争の世界からは反目する心が醸成される恐れがあり、出来ないときには聞くことが憚(はばか)られ、被害者意識を持つに至り、そのことが昨今の社会問題を引き起こしているのではと危惧しております。
私の子供時代には近所の年令の違った子供同士で遊ぶということが日常でしたが、昨今はそのような場面に遭遇することはないようです。子供時代に助けたり、助けられたり、導いたり、導かれたりという支え合う仲間意識を醸し出す教育の重要性を感じているのは私一人ではないのではないでしょうか。
切磋琢磨とは、身近な人を見て磨くことであり、嫉んだり、ひがんだり、うらやんだりすることではありません。尊敬するからこそ切磋琢磨できるのです。競争心理から生まれるのではなく、仲間意識から切磋琢磨する意識が目覚めるのです。
子供達と過ごしあらためてこのようなことを実感する三日間でした。今夜は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さん会場でお待ちいたしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌