言葉の大事

おはようございます。

今日は愛宕寺「月例祭」、地蔵盆ですのでお護摩はお休み。皆さんとご一緒に「大数珠繰り」百万遍念仏を行います。是非皆さんご一緒に大きな数珠を回し煩悩を滅し開運の種を蒔き育てましょう。育てると言うことは祈りの生活をするということです。
「言葉の大事」。
皆さんも言葉の大事、発言の大切さは理解していることと思います。言葉を発せずとも物を言っているということもあります、それは「行動であり、表情である」ことは言うまでもありません。
発言と、行動は「慎重に」ということです。
易経(えききょう)」に「言行は君子の枢機(すうき)なり。枢機の発は栄辱(えいじょく)の主なり。言行は君子の天地を動かす所以(ゆえん)なり。慎まざるべけんや。」。
意は「言行は君子にとってきわめて重要な手段であり、それのいかんによって栄誉を得るか恥辱をこうむるかが決まってくる。君子の言行は天地を動かすほどの力を持っている。くれぐれも慎重にしなければならない」。
思わずうなずいてしまいます。言行は誰にも相手にされていない時節にこそ慎重にあるべきです。なぜならば、まだまだ無名で夢多き時は「高言」を発することが多いからです。注目を集めよう、話題をとろうと大きな発言をする、若いときにこそ発言は慎重にあるべきなのです。もちろん立場のある立場に立っていればもちろんのことです。
なぜか、言行は枢機(物事の最も大切なところ。かなめであり、自分を表現している)だからです。そして「天地を動かすほどの力を有している」のです。
言行は「要であり、力」であるのです。自分の一挙手一投足が未来を構築していることを忘れてはなりません。
今日は皆さんとお念仏を唱え、教えに沿って一日を過ごしたいと思っています。今日一日、今日一日、の思いの毎日です。天地を動かすことを信じているからです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌