作務(さむ)

おはようございます。

蝉の声も少なくなり、日暮れは早く夜明けは遅くなっています。変化していくのが季節、今日は処暑ですので秋風が立つのを暦を見て願っています。
同じように夜が明け、日が暮れる。しかし毎日が違っている、根を詰める必要はありませんが、やはり意識して一日を送るべきだと考えます。
「作務(務めを作る)」。
私たちの一日の徳目、徳行(自己確立、能力の向上の為に行うこと)の第一が「作務にあり」ます。先輩、先人に学んで私たちはいろいろなことを知りました。これはすべからく「まねぶ実践を学んだ」のです。「行動こそ命だ」ということを学んだのです。
作務とは「自分独自の新たな務めを作る」ことにその「眼目」があるのです。「言われたことを行うことから学んだことを通して」、「新たな務めを作ることで道を開拓せよ」ということです。このことが後進のためにもなっていくのです。
会社や個人が悲しいかな倒産や挫折をすることの誘因がこの「作務を怠った」事にあると考えられます。仕事が目の前にあった、しかしある日突然「無くなった、来なくなった」。何故でしょう。「仕事の由来」、何故仕事となったのかを考えることをしなかった結果です。
言われたらただ単にこなすのではなく、更に良く、更に効率を、更に向上改良させるという相手に対しての「配慮」おもんばかる心です。
これが覇気となって現れるのです。惰性で同じ事をくり返したところで継続は無くなるのです。私たちの気は現れます、顔つき、行動、言葉等々にです。気はエネルギーです、エネルギー、気は常に発っせられています。このことを知らねばなりません。
自然は全ての事象に対応しながら生命の存続を図っています。悲しいかな対応しきれなかった物が滅亡するというのが真理です。
真理は人情を持ちません、非常です。だから滅亡する物も出るのです。
しかし私たちは人間です、豊かな情もあります。人間の本質が愛情です。このことを思ったとき、先人から教えられた「学び、まねぶこと」を無駄にして挫折をしてはならないのです。会社を倒産に追いこんで多くの社員の方を路頭に迷わせてはなりません。
そのためにも日々確かな「作務」務めを作ることを工夫精進すべきです。
明日は愛宕寺「月例・祈願祭」です。明日24日は「地蔵盆」ですので、百万遍「数珠繰り」を行います。大きな数珠を取り囲み皆さんと共に数珠を回し、ご先祖の菩提を願い、そしてお子様の無事成長を祈るのです。
行動こそ人生。是非ご一緒に大きな数珠を回しましょう、午前10時からです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌