無味

おはようございます。

10月も半月を過ぎ爽やかな秋晴れが続いています。軽やかな虫の音も心地よく耳を通り過ぎます。
新門も八分完成、順調に工事は進んでいます。今夜は「にんげん学」京都講座、心を豊かに社会に役立つように致しましょう。会場でお待ちいたしております。
「無味」。
現在誠澄は「五穀断ち、塩断ち、懺悔練行」を行じています。五穀断ちは、いわゆる穀物を食べないこと、塩断ちは、味付けをせずに食べることです。味付けをしないということは「その物の味を味わう」ことです。
繁栄、繁盛を願うに、無味、無心で人様と接することが大事。私たちには「欲」が先天的に具わっています。食べ物でも濃い味が好きな人、薄味がよい人等々。
欲は先天的なもの、無くそうとしても無理な話。無理ですから、その欲を「大欲」にすべきです。大欲とは大いに「人様を生かし、自分を生かすこと」です。
その手始めが「無味、無心での出会い」。欲目、欲心で出会いますと「目がくらみ」、「出会を生かせない」、生かせないということは「自分をも生かせない」のです。
無味無心で出会い、そこに「味付けする」のが「知恵工夫」です。そこが勉強の必要なところ。出会った人に「何を加味するのか」、また「自分に何を加えるのか」です。また「どのような話、行動をとるのか」で次のステージに進めるのです。
心のありよう一つで人生の展開は大きく違います。いつも申しますが、知ったくらいでは力にはなりません。対応力とするには常の心学、常の心学の実践、常の心のコントロールです。
年を重ね友が増えるのと、減るのとどちらを選びますか皆さんは、「友とは共」。友が増える人は無心で出会う人です。欲心で自分の味に合う人を求めても「徒労の人生と化し、共に歩む友を得られない」ことを覚るべきです。
友(共)はお金では買えない宝。その宝の本は「心に在る」のです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌