天に地に

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございました。しかし寒い一日でした、お大事にお過ごし下さい、来月又お会いしましょう。
論語をご一緒に読むことの出来る幸せをどの会場でも味わっています。
今のように文明が進化していない紀元前から伝えられてきた、これは奇跡といっても過言ではありません。このことに毎回感動を覚えるのです。
そして自分の歩む道が示されたことも、この道をひた歩に歩むだけで幸せです。これ以上の幸せはありません。日々のお勤めも同じです、常に真理が目の前にあり、何か問題があれば、祈り繙(ひもと)けば解決の道が示されると共に、使命が又示される。
「天に地に」。
私は事ある毎に天地に柏手を打ち祈ります。日々の祈りの中でも柏手を、この世は陰陽のくり返し。陰陽があればこそ確かな生命の躍動も消滅もあるのです。躍動と消滅が順調にくり返されなければ全てが停止して死滅という言葉もなく、何の存在もなくなるのです。
天と地、消滅と躍動、陰と陽を端的に宇宙を表現したのが「柏手」です。左手は「火足(ひたり)、すなわち陽にして霊」。右手は「水際(みぎわ)、すなわち陰にして身」なのです。柏手とは「陰陽の調和、太陽と月の交錯、霊と肉体の一体化」を意味したものです。
火と水が交わり「火水(かみ)」となり、柏手を打つことによって己の根本原理を霊主に定め、身従うのです。このとき火水は神に通じ、神性開顕(しんしょうかいけん)となって神意が降るのです。
手を鋭く打ち鳴らす音は天地開闢(てんちかいびゃく)の音霊(おとだま)、無から宇宙が生まれる音です。
私はこの柏手を打ち音を聞く度に感動にうち震え天地への祈りを一層とするのです。柏手をもって祈念するとき、そこに天地が開き、何事も「新たに再生することを信じる」のです。それ故に多くの方々が祈願をしてくださるのです。
皆さんも何かをすすめるとき柏手を打ちその音を聞き気持ちを新たにしてみてはいかがでしょう。必ずお仕事が上手く行くはずです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌