味わい

おはようございます。

久しぶり実家で甘えて朝寝坊、故郷の布団は母の香りがするような気がします。いくつになっても子供です。
故郷の山々の紅葉は雄大で感動。感動の一つが「雑木」が紅葉し人を引きつけていることです。
山形新幹線で福島を過ぎたあたりから紅葉した山並みが周囲に迫ります。山形は盆地ですので紅葉に包まれています。子供の頃は景色の美しさなどには目もくれず美しいと感じたこともなく、自然の美しさは、人によって守られているなども知ることもなく、やはり年を重ねたせいでしょう、見るもの触れるものに感動を覚えます。
「味わい」。
故郷の味は幸せな味。私は末っ子、この年になっても末っ子として兄、姉は迎えてくれます、ありがたいことです。この味を後何年味わえることが出来るのか。
故郷の味は「うまいまずいではなく故郷の味」。それが嬉しくもあります。現実の生活でも素直に味わうことが出来ればと思うばかりです。
また帰ってきます。この味を味わうために、ありがとう。
飛行機で紅葉の上に乗って帰ります。
幸せとはいつも書いておりますが、「与わった喜び」。自然から、人様から如何に多くの喜びをいただき「人生のヒント」をいただいたことでしょう、少しでもお返しするために感謝し不平不満を言わず無心に行動するしかないのでありましょう。
今日のやる気も故郷で培われたのだと、杉や檜ではない、落葉樹の雑木林の紅葉を見て再確認しました。雑木でも季節になれば人の目を引くことの偉大さを改めて実感、勇気をもらったようです。
人は生まれやがて死ぬ。生きる日々は甲斐ある日々を送るべきであろう。死するときは生き甲斐あるを尽くして死ぬ、それが自分の決めた人生ではないかと、燃える雑木林が言っているように感じました。
人生の終始、終いの始まりが60数年経って漸く知ったような気がします。思わず涙しています。人生を終えるための始まり、生き甲斐を持って歩むべきだと故郷は言っているようです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌