ただ祈る

おはようございます。

昨日で「阪神淡路大震災」が起きて16年、犠牲者の皆様のご冥福をお祈りいたします。犠牲者のご家族の皆様はあれから時間が止まったままではないでしょうか、お心を思いますと言葉もありません、ただただお祈りするばかりです。
「ただ祈る」。
人間の力は偉大でありますが、自然の前にはひたすら頭を垂れるしかないのです。私たちの生命は「天地からちょうだいしたもの」。このことを肝に銘じて日々天地に一度でも手を合わすという感謝の行為をすべきです。
手を合わすことで如何に我が侭で我欲な生き方をしているのかが思い起こされお腹の底から反省できるのです。そして欲に惑わされることのない人生を送ることができるのです。
小欲知足(しょうよくちそく)、欲が少なくなれば足ることを知ります。我欲に振り回されることが無くなれば「人様のために無心に働ける」のです。
人は自分のことばかりを考えるから苦しみを引き起こし、自分の楽ばかりを願うから人を嫉む心が起き、人を嫉むから不自由を生み出し、不自由だから世界をせまくしてしまうのです。
足ることを知れば、競争もせず、自由に無心に働き、目の前のことが全て喜びに変わるのです。お手伝いできる幸せ、荷物を持つことで力のあることの喜び、問題ができれば考える喜びにも出会える、無心に働くことで共に歩む人が多くなり、自由なればこそ世界がどんどんと広がるのです。
天地に祈りましょう。感謝の祈りを捧げましょう、日に一度だけで良いのです。朝目覚め洗面を済ませて後、お天道様に向かって頭を垂れる、これだけで自分が自分に感動するのです。そして涙できるのです、この涙が全ての罪悪を流し去り、心の自由を与えてくれるのです。
起き抜けに感謝もなく一日をスタートしても良い出会いはあり得ません。心の在り方、思いが行動になり言葉になるからです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌