国作り

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。巨大震災後初めての「にんげん学」講座でしたので皆様にお会いできることが格別に嬉しく感じました。
巨大地震は私たちに初めて「日本という国作りをせよと啓示」をしたようにも思います。
日本という国が誕生以来初めて「人が相手ではない国難に遭遇したのではないでしょうか」。日本という国家、日本人という人間性の本質が見極められようとしています。
人の所為に出来ない事態が巨大地震です。誰が良い悪いではない、超越した思考で建国の設計図を画いていかなければ国作りは不可能ではないでしょうか。これから新たに国民の歩む方向を示さなければなりません。
「分かち合う国作り」。
この度の大震災では地震津波原発と三重の国難が私たちに覆い被さってきました。ただ避難して復興すれば良いというだけで済む問題ではありません。避難生活がいつまで続くのか分からないのが現状です。個人の努力だけでは済まないということです。
国、県、市、町、家、企業、仕事をどのようにするのかを根底から考え直し、価値観を見直さなければいけないのです。日本の国は古来から「大和国」と称されてきました。今こそ「大和」する時ではないでしょうか。
我から発せられた「小理屈を引っ込め、分かち合う生活」をしなければ、この未曾有の巨大震災の復興はなし得ないのです。大同団結して復興に立ち向かう、今目の前の敵は人ではなく「我」であることを認識して、頭や小理屈や口で復興するのではなく、「実働することで」復興しなければならないのです。
そうでなければ亡くなられた皆様に申し訳ないのです。又原発で必死で作業をしている方々にも申し訳が立たないのではないでしょうか。
少しの辛抱、少しの我欲を無くすことが「分かち合う国作り」を為す第一歩です。被災された方が避難所生活で「ありがとうございます」とお世話をして下さる方に頭を下げている姿を見ていれば、被災しなかった私たちはどう在れば良いのかが自然見えてくるはずです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌