軽諾しない

おはようございます。

今日午後2時から24日の午前10時の座まで「八千枚護摩供」に入ります。どうぞ「添え護摩祈願」を修してください、そしてお参り下さい。何ごとも修しなければ得られませんし行じなければご利益にはならないのです。
「軽諾しない」。
日常に相談する方々がお見えになります。老子に「軽諾(けいだく)は必ず信寡(しんすくな)し」とあります。
「軽諾」は、軽々しく、「承知しました」などと返事をすること。つまり「安請け合い」です。したがって、このことばは「安請け合いは不信の元」ということです。
私たちの犯しがちな過ちの一つが、この「安請け合い」です。前後の事情も考えず、「その場の雰囲気に釣られて」、「わかりました」。「なんとかしてみましょう」と、つい「相手に希望を持たせるようなことを言ってしまう」。その結果、あとで「自分で自分を苦しめることになる」ばかりでなく、「相手の不信まで買ってしまう」。よく考えると、これほど割の合わないことはないのです。
割が合う合わないは別にしまして、私は相談者の方に必ず「日参り、週参り、月参り」をするように話します。ご利益は確実でありますが、結果だけ、ご利益だけを望み行動をしないというようになってはいけないと考えるからです。
リーダー、経営者の方の場合、この「軽諾」のマイナスは、ひときわ深刻となるのです。なぜなら、やたら「失言の取り消し」をやっていたのでは、部下の信頼を得られず、また大切な取引先の方の信用を失ってしまい、みずからの「威信にかかわってくる」のです。
へたに雄弁であるよりも、寡黙も心がけるべきかも知れません。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。