達徳

おはようございます。

本年初のM&Uスクールを受講いただきありがとうございます。今年も一年一緒に学びましょう。寒さが厳しいですが厳しいからこそ真価が現れます。とはいってもお大事にお過ごし下さい、来月もお会い致しましょう。
昨日は「にんげん学」京都講座にご出席くださいますIさんが主催されています「アークの集い」という女性が勉強されるグループの皆様にお話しをさせていただきました。Iさんの集いは毎月開催されているのですが、新年一月は毎年必ずお声をかけていただきます。ありがたいことです。女性の皆さんは男性以上に大きな力を発揮され周囲に影響を与えます。今年もIさんを中心に勉強され素晴らしい影響力を発揮し社会を明るくして下さい。
「達徳(たつとく)」。
達徳とは、徳の中の徳をいいます。重要な徳という意味でもあります。徳は幾つもの要素から成り立っています。そのなかでも、とりわけ重要なのが、「知(ち)・仁(じん)・勇(ゆう)」の三つだというのです。
この三つの大事を説いているのが「中庸」という書です。第一の「知」は、「深い読みの出来る能力」「ものごとを適切に処理できる能力」、この二つの複合の上に形成されるものが知です。
つぎの「仁」とは、「相手の気持ちや立場に立って考えてやること。つまり思いやりであります」。その前提として、「我も人なり、彼も人なり」という「人間的共感」が大切です。
「勇」とは「勇気」のことです。「決断力」といってもいいでしょう。進むにせよ、退くにせよ、決断すべきときに、きちんと決断できる能力、それが「勇」であります。
この三つの徳は厳しい現実を生きていく上で、必要不可欠なものであることが理解できるのではないでしょうか。
専門的知識を高めなければ深い読みは出来ず、適切に物事を処理出来ません。思いやりがなければ同志、仲間が増えません。そして決断力がなければ何も進めることは出来ないのです。そのためにもやはりこの三つは実践の中で回転、巡回させてこそ力を発揮することが分かるのではないでしょうか。
何ごとも実践の中から知を深め、思いやりを広げ、そして決断して行動することで何を足して、何を引けばよいのかが体感できると言うことです。一月は今日と明日の二日となりました。知・仁・勇の三つを発揮したか否かを確かにして二月への準備を行って下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。