足を知る

おはようございます。

今朝は琵琶湖、湖北の尾上温泉におります。この温泉は一軒しか宿が無く周囲は山と湖だけという静かな所。昨年も来て気に入りやってきました。昨夜の雪で木々は雪の花が咲きモノクロの美しい世界が目の前にあります。
新年一月も今日で終わりです、スタートの月も毎日お読みいただきありがとうございます。どうやら今年も書き続けていくことが皆様のお陰で出来そうです。これからが本番今日一日を無事に済ますことで一年が始まります。気を抜かずに確かに月末を締めくくりたいと思います。
「足るを知る」。
積極的な生き方をしていながらも「足ることを知る」ことが肝要です。何故ならば感謝のない日々の在り方では今日のような社会世相の中では欲で足下を掬われる危険性が妊んでいるからです。
我欲だけで自分の利益ばかりを追求するようであっては結局は何等社会性もなく、継続性がないのです。社会に必要のない仕事では早晩滅び去るのがオチなのです。
老子」に「足るを知れば辱(はずかし)められず、止まるを知れば殆(あや)うからず」とあります。
これは、「控えめにいしていれば、辱めを受けない。とどまることを心得ていれば、危険はない」ということです。これは処世のいましめで「止足の戒め」といわれています。
老子は、おれがおれがと出しゃばるような態度、利益と見れば、人の迷惑も何も考えないような態度ではよろしくないと言っているのです。なぜそれが不可なのか、それは必ずまわりの反感を買い、部下や従業員が辱めを受け結局は長続きをしないからです。
自分の利益を追求しようとするなら、可能な限り、まわりの人々の利益と折り合いをつけるように配慮しなければいけないのです。自分一人の利益だけを追求していたら、ろくな人生とはならないのです。
今日非常時の世相だからこそ飢えに負け目をくらますことなく、確かな利潤を得て周囲の人と分かち合ってこそ継続する会社を確立していくのです。「足を知る」とはどのようなことであるのかをしっかりと考え新年のスタートの月を締めくくりましょう。
今月のご愛読ありがとうございます。明日からもよろしくお願い致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。