寛と厳

おはようございます。

2月1日、私の65回目の誕生日の朝です。今月もよろしくお願い致します。だからなのかどうかは定かではありませんが仏様以外でこの世で一番畏れ敬っている師匠が何故かお昼からお訪ねになるということで久しぶりに味わう緊張感でいっぱいの朝です。
昨年来時間を確かにしながらもゆとりを持とうということで一昨日から一泊二日での温泉行です。余裕を持ちなさいなどと人様にはよくお話しはしていたのですが、自分自身ゆとりがなかったように感じています。
「寛と厳」。
「寛にして畏れられ、厳にして愛せられる」という言葉が「宋名臣言行録」にあります。組織の管理は「寛」と「厳」のバランスにあるといわれています。「厳」とは、きびしい態度、信賞必罰の方針です。ですが、「厳」一点張りでは、命令に従わせることができても、心腹はされないでしょう。そこで必要となるのが、「寛」です。
「寛」とは、寛容な態度です。温情主義と言ってもよいでしょう。しかしこれまた、「寛」一点張りで臨みますと、こんどは組織の中に緊張感が失われ、甘えの構造が出てくるのです。そうならないためには、どこかに一本「厳」の要素を貫いておく必要があります。
そのさい、「寛」で臨むと愛され、「厳」で臨むと畏れられるのが一般であります。ですが、それでは低いレベルであり、その逆が理想なのだというのです。
「寛にして畏れられ、厳にして愛せらる」。リーダーはこのレベルを目指して努力することが大事だと「宋名臣言行録」では言っているのです。どのように在ればこのようになれるかを今月は思考しましょう。明日は「にんげん学」一宮講座楽しみに出かけます。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。