反省する日

おはようございます。

夢を持ち、願望がありながら叶わないという方があります。叶わない理由に「心の在り方が」考えられます。その代表が「貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)の三毒の煩悩(ぼんのう)」です。貪(むさぼり)、瞋(いかり)、癡(おろか)の三種の煩悩は一切煩悩の根本です。この三つの煩悩は誰にでも存在します。存在しますから否定のしようがありません。否定のしようがありませんので「肯定」すべきです。
そして「過ぎたるは及ばざるがごとし」とすることです。それによって「大願が成就」することとなるのです。
「反省する日」。
三毒の煩悩は「一切の煩悩を摂し、私たちを今世、後世にわたって害する」ので毒となづけています。また、三毒充満した時には個人のみならず一国(家族、会社)をも不幸にし、小の三災(飢渇・疫病・争い)の原因ともなるのだと御仏は教えているのです。
このような三毒に犯されず、楽しく人生を歩むために私たちは日々「祈り戒める」のです。
人様より「貪っていないか」、人様に「瞋(いか)りを覚えていないか」、人様に「愚痴っていないか」を反省し、以後十二分に戒めることを誓うのです。この三つはすべて「我」です。自分が偉い、人より優れているといった「思い上がり」でもあるのです。
一人認められることだけを考え、「分かち合う、お陰様という気持ちもなく」、人様の喜びを考えられず故に孤独となり、せっかくの「場も、所も失ってしまう」こととなるのです。「毒は己を蝕み、人をも蝕む」のです。
私たちが先ず祈りを捧げますとき最初にお唱えするのが「懺悔文(さんげもん)」です。これは三毒の煩悩によって人様を傷つけていないか、踏みつけにしていないか、横取りしていないかを反省し、以後の言語行動に注意を一層喚起するためなのです。毒からは素晴らしい薬となることをお忘れなく。
だからこそ確実に一段一段階段を昇るように人様と共に繁栄をしていくことが出来るのです。愛宕寺で10時からご一緒にお祈り致しましょう。お待ち致しております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。