小が大

おはようございます。

人は大小を見れば大に目が行き、多少を見れば多に目が行く、当たり前のことでありますが、大事なのは小であり少であるのです。大きな物をそのまま使うわけにはいかず、多を使うにしても同じ事です。
「小が大と為す」。
このように書けば、なるほどなるほどと思えるのですが、なかなかどうして普段の生活の中でこの「小と少」をどれほどに大切にしているでしょう。はなはだ疑問です?。人を見るのも同じ事で大きな事を言うような人は大概用心するにこしたことはなく、儲け話も同じ事です。しかし大きな話を聞きたがり、儲け話を探して歩くのが人の常、だから小が大になる事に気づかず、儲けることもできないのかもしれません。
実際自然は人の役に立つような物は何一つ作らないのが真実です。木一本にしても、四角い木があるわけではなく、人が四角に伐って人の用に為しているのです。このように見ていけば私たちも同様、土台他人様の役に立つようには生まれついてはいないのです。そこで愛情が大きな問題となるのです。思いやりの愛情で観ればどう対処すれば良いのかが見えてくると言うことです。
他人様のお役に立とうと考えなければ何一つ役に立てる人間にはなれないのです。そこで大事なのは、上に書きましたように小さな事から、身近な事から役に立とうと考えることです。
ところが世の中の多くの人は小が積み重なって大となることを知らないのです。大きな事ばかり目と心が奪われ、小さな大切な世界に目と心が向かない、向かないというよりも、心ここにあらずで、外の世界に自分の目も心も奪われてしまって、足下も周囲を見ることも出来ていないのです。
今頃の季節は毎日猛暑で暑い暑い日が連日、汗のかかない人など一人もおりません、汗をかいたままの肌着やシャツをそのまま明日も着る人はいないはずです。ではどうするのでしょう、洗濯です、この洗濯一つでも同じ事、着る物が勝手に一人洗濯機に入り、自分でスイッチを入れ洗濯機を回し、終えれば乾してなどというわけにはいかないのです。
洗濯物も少ないうちに毎日コツコツと洗えば手間も省け部屋も片づきいつもきれいな物が着れるのです。何事もこのようにやれば気づくことも多くし、皆さんが望んでいる大、多の世界が現実となるのです。
小と少を気づけるようでなければ他人様への気配り、心配りもできず、他人様に喜んでいただける発想とも成らないのです。日々小さな事を大切にしていけば、自分の人生でありながら探し回るような人生とはならないのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。