受身では

おはようございます。

6月第一日曜日、今日は心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです、どうぞおまいりください。
私は自分のリズムが大事だと考えています。ルーティーン、習慣です。これはどなたでも大切にしておられるのではないでしょうか。習慣は「第二の天性」ともいわれるからです。
善因善果、悪因悪果を思えば当然ですね、日常生活の中で自分の基本習慣がなければ流される人生と化してしまいます。いわゆる主体性がない、これではいくら何かを積みあげていこうとしても積み上がる道理はないのです。
この世は繰り返しですから、自分で積みあげようとする思いがなければ、何も積みあげることが適わないのです、ところがただ単にお付き合いをしているだけで何とかなると安易に考えている人が意外に多いことが気になっています。自分自身が道理に沿った繰り返しをしなければ繁栄はないのです。
「受身ではダメ」。
目標を確かに描いて日々主体性を持ち努力すれば必ず目標に到達します。到達することは当然ですが、目標を持つことでその過程に於いて輝く人生となるのがいい、だから主体性が大事なのです。主体性を持てない原因の一つは学ばないということが考えられます。「どうなりたいか」を考えればやはり「人間としてのお手本を持つこと」です。
人様は結果を出している人を評価するのはもちろんですが、「何かを目指し輝いている人に心を動かされ魅力を感じる」のです。主体性とは「自己愛」です。自分を愛するが故、自分を大事にするが故に主体性が生まれるのです。もし能動的に人生に取り組めないとすれば、それは自分を愛していないのです。自分を愛せない人間は人にも愛されないのではないでしょうか。少なくとも私はそう思っています。愛されたいとだけ思うから主体性がなくなるのです。
私は「成功した」と高言できるような物は何一つありませんが目指しているものはあります。皆さんに寺にお出でいただき「安心して過ごしていただく空間を作りたい」という思いです。
論語、雍也(ようや)第6、18条「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」。好きな条の一つです。
意は「ものをただ知っている人よりも、それが好きだという人の方が上だ。それを楽しんでいる人はもっと上だ」。いかがです、勇気が湧いてくる条でしょう。「これを楽しむ者」の「これ」が私は「リズムを持って毎日を過ごすこと」です。そうすれば「楽しいことが一杯生まれる」ことを知ってしまったのです。知ってしまえば「止められない」のです。
これとは「定時に起きて、定時に作務、読経、学問、修行、定時に休む」。このリズムは音楽で言えば「小節」です。リズムがなければ、ハーモニーは生まれず、メロディにもならないのです。
ハーモニー、メロディとは何でしょう。人様や仕事の出会いです。そこで変調するのです。そこに素晴らしいメロ−ディが生まれることを楽しんでいるのです。「これ」から「喜怒哀楽」が生まれ、人生劇場のステージの上に上がれるのです。
基本リズムがあるからこそ様々な出会いから悲喜交々の楽しい人生の音符が生まれ出ることを思えばこそ日々の基本リズムが更に大事なことを体感、体認するのです。基本リズムを持たず(どんな楽器であるか自分で自分を理解せず)に出会いを重ねても「良い音を出せず、不快な音を出す」のです。不快な音を出していることも、主体性がなければ気づかないのが恐ろしいのです。
基本リズムを持ち、主体性を持ち努力する過程でいろいろな方との出会いをいただきました。祈りは「自他共に幸せになるために祈る」のです。「これを楽しんでいる」のです。せせらぎの水の音はどなたが聞いても心が和むのではないでしょうか、しかし水の音は本来ないのです、流れることを基本のリズムとしていますから、何かに当たればそこで自然で素晴らしい音を奏でるのです、基本リズムを持つことでいろいろな人様と出会ったとき心和ます音を私たちも奏でることが出来るのです。それも水神様である金港辯財天様を信仰している所以でもあるのです。
楽しんでいるからこそ多くの方とご一緒出来るようになりました。そこから分相応な福と禄と寿のご褒美がいただけるのです。分相応だからこそ年輪を重ね少しずつ成長させていただいているのです。道理を知ったならば自主性を持ち自分のリズムを作りましょう。午前10時からですご一緒に祈りましょう。今日も皆様の一日が素晴らしい一日でありますことをお祈り致します。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
十薬(どくだみ)の白く小さな可愛らしい花。

可愛らしい石榴の花です。

黄色のこれまた可愛いキンシバイ

自然はなんでこのような美しい色を与えて下されたのでしょうか、天地に祈りましょう。