天命を

おはようございます。

7月、夏本番、今月もよろしくお願いいたします。今月は催しものが目白押し、毎月のことではあるのですが、一つ一つ予定を追っていきますと、あっといういう間に半年を過ぎてしまいました。無事半年を過ごせたことは申すまでもなく皆様のお陰です。昨日書きましたが「下問を恥じず」を今月の課題に挙げて歩んでまいります、今月もどうぞ祈り、学びに精進ください。
昨日は京都Iさんグループの14名の皆さんに感謝の気持ちを表し昼食会を開催しました。お店は「にんげん学」京都講座懇親会でお世話になっています「洋食・ぼんじゅーる」さん、マスターごちそうさまでした。
例年「大般若経六百巻転読会」法要後にチャリティショーを行っています。そのチケットをお買い上げいただきました皆様にお礼として「大願成就が授かるお守り・愛のヒーリングブレス」を差し上げています。その「ヒーリングブレス」を7年間Iさんグループの皆さんが手作り下さったのです。その謝恩の食事会、皆さん沢山ご参加ありがとうございます。そして7年間ありがとうございます感謝致します。今後とも皆様のためにご奉仕下さいますよう、ありがとうございます。
「天命を畏れる」。
下問を恥じず実践のため論語、季氏(きし)第16、8条を思い出しました。「孔子曰く、君子に三畏有(さんいあ)り。天命を畏(おそ)れ、大人(たいじん)を畏れ、聖人を畏る。小人は天命を知らずして、畏れず。大人に狎(な)れ、聖人の言を侮(あなど)る。」。
意は「孔子言う、君子には三つの畏れ戒(いまし)めることがある。一つは天命を畏れることであり、二つは大人(たいじん)を畏れることであり、三つは聖人の言葉を畏れることである。これに反して小人は、天命を知らぬから、これを畏れることがない。又大人に対して狎(な)れ親しんで畏敬(いけい)することを知らず、聖人の言葉に対しては、時勢に迂(うと)いものとしてこれを軽蔑(けいべつ)する。」。
天命の説は非常に難しいのですが、古人はこれを徳命と禄命との二つに説いています。徳命とは、私たちが天から授かった道徳上の使命のことです。世にはこの使命を授けられながら、それを気づかず完(ま)っとうしない人がいます、そのような人を小人と言ったのです。
己の人生を真に大切に考えている人はその使命(眼前の仕事、対人関係)を畏れ慎(つつし)んで、完っとうすることに努力するというのです。
禄命とは、私たちの遭遇(そうぐう)する吉凶禍福の宿命をいいます。人力の如何(いかん)ともなし得ないところです。人事を尽くしてこの禄命に安んずる、目の前の事に懸命になることが、又天命を畏れることであるのです。
小人といわれる人はすべてこれらの事を知らず、従って畏れることもないのです。だから徳命にも禄命にも見放されてしまうのです。
大人とは、賢徳(賢明であること、物事の判断が適切であること)あって、位を得ている人をいい、このような位を得ている人は、社会における秩序を維持する人であります。社会生活を営む私たちは、それぞれの分を守って社会の安寧(あんねい)に協力しなければなりません、そのためには、大人を畏れ敬うことが、大切です。小人はその事実を知らず、ただ大人の徳の寛大さに狎(な)れ近づかんとするだけなのです。
聖人と言われる人の言は、万世の基準、道徳の本則でもあります。これを畏れることが道に進む第一歩なのです。
要するに天命を畏れるということは、原理原則の権威を慎むことです。大人を畏れることは、社会の秩序の権威を喜ぶことです。聖人の言を畏れることは、道徳の権威を尊重することではないでしょうか。
皆様との出会いに畏れ敬い大切にしたいと昨日の謝恩会でも感じました。今夜は「にんげん学」京都講座「老子を読む」です。会場でお待ちしております。7月も充実した幸い多い一ヶ月となりますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は昨日行われました最大最高のご利益がある「仏器磨き」ご奉仕の皆さんです。

「にんげん学」京都講座の会場

「洋食・ぼんじゅーる」さん

Iさんグループのみなさん

ぼんじゅーるさんのマスターご夫妻

そして楽しい食事、一品目「和牛とパンチェッタのカルパッチョと阿波産地鶏のタタキ」とIさん推薦のワイン


二品目「トマトスープ」

三品目「和牛のあぶり焼き、からしマヨネーズ」

四品目「ハンバーグ、ナスとベーコンのトマトソース」

五品目「特製カレーライス」

コーヒーとデザートです

マスターごちそうさまでした、夕闇の京都の路地です。