余裕

おはようございます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」おまいりありがとうございます。汗一杯になり拝みます皆さんが仏様。ありがとうございます。経文に「千百億化身釈迦牟尼仏」とあり、無限のお姿となり眼前にお姿を見せて下さることが説かれております、当にその通りです。暑さ寒さを超えて私の側でご一緒くださる方こそ御仏、ありがとうございます。心の中に清涼感を感じ今日から日々快適に過ごすことができます。皆様もどうぞお大事にお過ごし下さい。ありがとうございます。皆様方には更に素晴らしいご利益が在ることでしょう。
明晩は「にんげん学」小倉講座、また違った御仏に出会える日、楽しみです。このように思えることが教えと出会って良かったと思うことの一つ。明日の「にんげん学」小倉講座は「老子を読む」です。自然の道を説いた老子の詩的、叙情的表現が心の豊かさを導いてくれます。だからこそ現実の世界でもゆとりが持てるのだと感謝するのです。
「余裕」。
人生は自分が正しい正しくないと思い悩む時、そのほとんどが「我」によるのではないでしょうか。民主党の惨敗が如実にそのことを物語っています。道理に沿っているかどうかが大事であり、道理に沿っての「情理」が大事です。人が問題を起こす多くの原因が「情に流されてのこと」です。
若い頃によく私も間違いを起こしました。私に相談に来る人は皆善人だとの思い違い、独り善がりです。善人であることは間違いのないことなのですが、広い世界から見てどうなのかを確かに出来なければ、誤った判断を下し、更に大きな被害や、人様に迷惑をかけてしまうのです。
論語、顔淵(がんえん)第12、13条に「子曰く、訟(うつたへ)を聴くは、吾猶人(われなおひと)のごとし。必ずや訟無(うつたえな)からしめん。」。
意は「孔子言う、訴訟事においては相手方の言い分を聞いてこれに判決を与えてやることは、自分もまず人なみには出来ようかと思う。ただ自分として希望するところは、巧みに訴訟を裁くことではなくて、どうかしてこの世の中に訴訟事そのものをなくしたいということである。」。
いかがですか、孔子の姿勢、この姿勢にこそ学ぶべきです。私たちはお互いの我利でぶつかってしまい、傷つけ合うような対人関係を作らないように学ぶべきです。学べば頑固にならず、頑迷にならないのです。一つの方法しか知らない不幸がこだわりを持つようになり、争いを生み、成功を夢見ていながら何かに衝突し、そこで争って志半ばで倒れるほど犬死にはないからです。
心にも人生にも余裕を持つために学びましょう。孔子は人としての情理が大事なるゆえ条理を説き秩序を保てと諭しました。老子は人の世界を超えた自然の道もあるぞと広い広い世界を示し諭してくれたのです。孔子老子表裏一体、学びましょう、明日「にんげん学」小倉講座の会場でお待ちしております。
何かに衝突したら一歩引く余裕を持ちましょう。急がば回れです、負けるが勝ち。負けを素直に認めることが次の手立てに成るのです。今日も楽しく過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
昨日法要後有志の皆さんにお掃除のお手伝いをいただき、その後遅いお昼(2時半過ぎ)のお供養の風景、皆さんの笑顔が素敵です、毎月のご奉仕感謝致します。愛媛・八幡浜のTさんから送っていただいた天草をところてんに。Tさん天草を沢山ありがとうございます。皆さん大喜びでした。ごちそうさまです。


毎月のOさんからの差し入れの煮魚、イカの刺身、生ハムのサラダ等々。ごちそうさまでした。