小人となるな

おはようございます。

「にんげん学」特別合同講座ご出席の皆さんありがとうございます。東京講座へご出席のTさん一昨日に引き続き日帰りでのご出席感動です感謝致します。神戸講座へご出席の方も多勢ご参加くださり感謝致します。
「今私が願っていること。人間をつくる(自分を作る・心の修養)が今の時代一番重要である。己を修養してこそ己と社会をマネジメントできる」という題名でお話しさせていただきました。
昨今の大人を見ますと、人生経験があっても修養を怠り晩節を穢すという方を多くみます。それを患いて話しをさせていただきました。
年令を重ねれば重ねるほど日々の在り方が大切、気負う必要はありませんが、意識はしなければいけません、何を意識するのかといいますと、若い皆様のお手本とならなければいけないということです。
修練、学ぶことは精神が健康でイキイキとしていなければできません。青春とはある年令、時期を言うのではないという言葉もある(サムエル・ウルマン)。
老年の血気の勇(過去に与えられた地位や年令だから私の言うことに間違いはない等といった考え)だけは厳に戒めなければいけません。このようであっては若い人を育てられない。
今日は「成人の日」成人を迎えられた皆さんおめでとうございます。自分で自分を律することができる人間で在って欲しいと願っています、それが大人。自律心は何も新成人の方ばかりが大切なことではありません。人間一人一人が大切なことです。今日の社会で一番大切なことではないでしょうか。
自律ができない故に他律に腹が立つ、他から律せられることを嫌がる。自律できない人間を「小人」と称します。「小人閑居して不善をなす」という言葉があります「つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない」という意味。
「小人となるな」。
論語、雍也(ようや)第6、11条「子(し)、子夏(しか)に謂いて曰く、女(なんじ)、君子の儒と為れ、小人の儒と為ること無かれ。」。意は「なんじは学者となるからには、君子人の学者になるがよい。決して小人の学者になってはならない。」。
論語読み論語知らずになるな、ということです。知識人はややもすると理屈倒れになって行動のない人も多く、そういう人を小人といいます。知識だけやたら振り回し行動はからっきしというのではお話になりません。行動のない者に限って大ボラに近い大言壮語を吐き、それを又感心して聞くという小人もいます。
やたら勉強は好きだが実働となるとからっきしダメではよろしくない、そんな小人となるなと孔子は戒めています。もちろん私は学問や勉強を否定するものではなく、実働してこそ学問の道であるということです。一隅を照らす、ポストにベストを尽くす、です。
知識があったり、有名学校を出たりする人の中に、与えられた仕事をバカにしてチャンスを放棄し、人間関係を壊し、チームワークを乱すという愚を犯す人がいますが、これなどは典型的小人。
優秀であると考えているのであれば速やかに仕事をこなし社会に貢献すべきです。使命感に気づけないような人間となってほしくはありません。無心の行動の中にこそ己の魂が大いに喜ぶことに気づいて欲しいと願います。
新成人の皆さん、どうぞ両親を大切に、身内の方を大切に、友だちを大切に、仲間の方を大切に、身近な人を大切に、そのために自律は大切。自律は確かな人生目標、人物像があればできます。小人が小人と知り自覚し己を律したとき偉大な凡人、君子となるのです。私はそれを信じ目指し修養しています。でなければフラフラした人生になってしまうからです、凡人の極の私?です。
人生のキーパーソンは憧れる人を真似るにあります。どのような伴走者と人生のマラソンを走るかです。憧れの人を持ちますとじっと観察するようになるのです。観察してきますと真似るようになります。真似るようになりますと自分の発想に気づくのです。それが修養でもあるのです。このことを私は周りの優れた人を真似て楽しく修養しながら道連れを多くしています。ありがたいですね人様は。今日も素晴らしい人との出会いを楽しみに過ごします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
今の季節しか食べられない「みかん大福」です。みかんは日本一美味しい八幡浜「一生園」Oさんのおみかん。大福制作は伊丹「寶樹庵」さんです。寶樹庵さんに「花びら餅」を皆さんへとちょうだいしました。寶樹庵・Yさんお正月らしい生菓子ありがとうございます。両方共においしくいただきました。一生園さん寶樹庵さん今年もよろしくお願いします。


心華寺での新春特別講座風景。

懇親会の最後に輪になって「花」を歌いました。皆さん楽しい一時ありがとうございます。

宇治川の鵜とサギです。