知・仁・勇

おはようございます。

身の丈にあったもの、分相応という教えが身にしみています。毎日世話ばかりかけています。この一年新しい事業を始めそれを一層認識させられています。この年になるまで何とぼんくらに安閑と過ごしてきたのかと恥ずかしい思いです。それ以上にお世話になっていたことを知らずに来た事に恥を感じています。「恥を知ることは決して恥ではない」という教えに励まされている毎日でもあります。
「知・仁・勇」
論語、子罕(しかん)第9、29条「子曰く、知者は惑(まど)わず。仁者は憂(うれ)えず。勇者は懼(おそ)れず。」。意は「孔子言う、知者は物事の道理に明らかであるから、自分のおる所、行う所について惑うことがない。仁者は天理を以(もっ)て私欲に打ち勝つから、自分のおる、行う所についてうれいを持つことがない。勇者は志気も盛んであり決断にも富むから、自分のおる所、行う所についておそれるところがない。」
知(ち)・仁(じん)・勇(ゆう)の三つは、人間の徳の根本的なものとして、中庸(ちゆうよう)などにも三達徳(さんたつとく)として並び称せられています。ここではそれぞれの徳を備えた人の、世に処する姿を述べているのですが、ややもするとぐらつく私、「知・仁・勇」の教えを自分に言いきかせています。この条を読み自身を奮い立たせ修己、修養は生涯の要だとしみじみ思って入る昨今、人生は事上磨練です。
今日もしっかりと道理を明るくして惑わず、私欲に打ち克ち、志気を確かにして過ごします。皆さんも喜び多い一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。