一途

おはようございます。

昨日260名の新入社員の皆様が入山、若々しい活気溢れる姿を見ますと私も比叡山に入山したおりのことを思い出します。真っ直ぐに自分の思いだけを見つめていたとき。
真っ直ぐに自分のことだけを考え歩むことは、ある意味で心の中に人の存在はありません、自分の事だけを考えています。だからこそ思いを実現しなければいけません。
若い時にはこの一途さが大事です。希望に燃えているときは自分の思いを貫くことだけしか頭になく、他の人への迷惑、思いやりなどを考えることなど思いも及ばないのです。人のことなど考える余地、余裕がないのです。それだけ純粋なのかもしれません。
しかし新天地に入り、仕事すべてが会社、先輩の段取りや力のお陰、お力だということにも思いをはせる感謝が大事です。苦しいときにこそ、この思い、感謝が湧き出なければ人間としての成長はないからです。
仕事や人生で苦を感じたとき、両親や先輩もこのような苦しみを感じたのだ、周囲の人も同じように苦しみを感じているのだ、という考えです。
自分が苦しみを感じたとき、人に思いを致せるようになれば、視界が広がり、心も豊になり、人様のお役に立つ発想、ヒントも思い浮かぶのです。
新人時代に大切なことの一つは同僚同士で弱音や愚痴を吐かないことです。もちろん仲間や同僚の弱音や愚痴を聞いてあげることは大切です。大切ですが、自分は言わないこと。愚痴や弱音からは何も良いことは生まれず、逆に発想が貧弱になるからです。何の行動もなく人を批判する、中傷するだけの人間性をつくるからです。そして言い逃れをしてあたかも出来ているが如く振る舞いをする人間性を自ら作っているようなものなのです。この種の人間は一番に嫌われるのです。
「山高ければ、谷深し」、自身の夢や志が高ければ高いほどに頂上は遠く、その道中には地図に(勉強に)書いていない試練や困難なこと、人間関係の問題等思いも寄らないことが待ち受けているのです。
そのよう時に己を見失うことをしないために「志」が大切です。志とは「生き様」です。最初に書きました何事に対しても「一途さの姿勢」です。無心に取り組むという「使命感・志」です。
30才まではとにもかくにも「目の前の事にガムシャラに取り組む」ことをお勧めします。
ぶつかれば方向を変え、叱れたり注意されたら訂正、修正を素直に、とにかく「己の心にまっすぐに、まっすぐに」歩むことです。その中から広く豊かな視野、人間性が培われるのです。中途半端な対応をしないことです。中途半端な対応は自分の心を磨き上げることをしません、それはただ単に「逃げる人間性を養うことになる」のです、用心しましょう。
真っ直ぐにガムシャラに、それでいて素直が大いなる道を目の前に出現させることを信じてください。
菜根譚(さいこんたん)後集、76条に「伏すること久しき者は、飛ぶこと必ず高く、開くこと先なる者は、謝すること独り早し。此れを知らば、以て蹭蹬(そうとう)の憂いを免(まぬが)るべく、以て躁急(そうきゆう)の念(おも)いを消すべし。」
意は「長い間うずくまって力をたくわえていた鳥は、いったん飛び立てば、必ず高く舞いあがる。
他に先がけて開いた花は、散るのも早い。この道理さえわきまえていれば、途中でへたばる心配もないし、功をあせっていらいらすることもない。」。
人生は逆境はつきものであり、問題は、その時期をどう過ごすかです。もっともまずいのは、あせってジタバタ動き回ることです。そんなことをやっていたのでは、かえってエネルギーを消耗してしまいます。
ピンチこそチャンス。逆境のときこそ、じつは自分を鍛え直すチャンスです。研修の今こそ「何を鍛えなければいけないのかを三日間で味わっていただきたい」のです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
260名の皆さん、誠澄が寺での生活のルールを話しています。


観音様も桜の光背で皆さんをお出迎え。

※毎月第一日曜日午前10時、京都宇治・心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。24日午前10時、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。縁を幸いとし、福と為す開運護摩法要。お金が満載した船が入って来る金港辯財天。勝ち運が授かる愛宕寺。どうぞおまいりください。
※毎月のご先祖様、水子様の回向供養も承っております。ご先祖様を大切にすることは「根を深く太くすること」です。だからこそ子孫という私たちの幹は健康に育ち、智慧、仕事と成る枝葉を繁らせることが出来ます。(回向供養料一霊5百円。法名、戒名と共に現金封筒でお送りください。心華寺:〒611-0025宇治市神明石塚66。?0774-44-5380。FAX0774-46-4495。愛宕寺:〒750-0014下関市岬之町14-13?.FAX083-222-7404。)。※永代供養はご相談ください。※知っている寺が無く法要にお困りの方どのようなことでもお気軽にご相談下さい、ご先祖様への月参り、お彼岸やお盆でのおまいり等々です。    
※いろいろな人生相談を受け付けております。お一人で悩まず一度心華寺にお電話ください。  合掌