心を空に

おはようございます。

「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。老子49章、考えさせられます。
「タオを心にもつリーダーは、
きまった意見をもたない。
だから
人民の考え方に
どのようにも応じられる。」
決まった意見をもたないということは、すべてが意見だ、だからすべてに応じられるのだと言うのです。私たちの悩みとするのはどちらかといいますと、自分のことを分かってくれない、理解してくれないという事ではないでしょうか。
タオのパワーとは囚われない心だと老子はいいます。囚われないから悩まない。常に相手のことを考えている、だから確かに対応できる、そうですよね、自分の考えに執着しているようでは、他者の意見など耳に入ってくるわけがありませんし、他者のことなど考えられる余裕など出るはずもないのです。
「こうでなければならない」と思うから悩み苦しみを自分で多く作ることになるぞ、と老子は戒める。読んでいますと全くその通り、その通りと感心してしまう。が全くその逆を考え行っている、だから悩みを深くし自分で自分をがんじがらめにしている。
部下が言うことを聞かない、だから成績、成果が上がらないのだと不平、不満を感じている管理職、経営者の方はおられませんか?いかがでしょう。私も時折弟子に不満を感じてしまうときが多多ありますので注意をし反省しています。そして更に強く学ぼうと意欲をかきたてています。次にこんな風に書いています。
「善いものは、善しとする。
悪いものも善しとする。
ひとの本性はもともと善いのだ。
正直者を信用し、
不正直者も信用する。だって
ひとは本来「信じる」性質なのだよ。」
いかがです、すべての人が師ということですし、人の振り見て我が振り直せとも、正直者も不正直者も互いが在ってこそ導かれ導くのです。考えてみますと、お仕事や商売で成り立っているものはすべて「人がヒントとなり、人の手助けになるもの」です善悪ではないですね。老子の言う正直や不正直は世の一般のルールから見ているものでありません、自分の目の前の現実からです。
正直者は正直者として威張る必要もなく、不正直者は不正直者になった理由があるわけであって、それを教えてくれたのが不正直者です。これが信用するということなのだというのです。そしてまた
「タオに随うリーダーは
囚われない心でいるから。
人民は
口や耳や眼を、
本来の働きに戻して、
安らぐ。
幼い子みたいに、
微笑する。」
いいですね、競争や比較をせず、これでなければいけないと考えていないから、タオに随うリーダーの前では、すべてをさらけ出す赤子のようにすべてを見せる、だからこそリーダーは対応を確かに出来るのだと教えるのです。リーダーはこのようにならなければいけませんね。嘘偽りがないから導くことが容易であるというのです。
競争や比較の眼で人を見てしまうから、リーダーの前で己を飾り、本質を隠してしまい、本人もリーダーも不信感を募らせる、最もよろしくない人間関係となってしまう。
タオに随えば物事をそのままに見聞きできる、だから心が安らぐのだと、出来ている人を見ても賞賛しすぎず。出来ない人を見ても威張らず、驕らず、何故にそうなってしまうのかを確かにして、両極に囚われないからこそ、人を見て心を騒がすことなく人に対することができる。何でも受け入れ対応する自然な気持ちがタオ、道だぞといういうのです。
幼い子は褒められたり叱られたりしながらも親から決して離れません、泣いたり、笑ったりしてもやはり親(道・タオ)からは離れられないのです。道、タオパワーを頼りに歩みましょう。私たちも同様です、いろいろな不満があったとしても注意されたりしたとき素直に在れば輝ける人生となすのです。ふて腐れては何も得られず、それ以上に失うものを多くする事でしょう。
このような気持ちになって「心を空にして」人生を過ごしたいものです。今夜は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さんご出席をお待ちしております。「命を大切にする人」の話です。心安らかで善い一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
「洋食・ぼんじゅーる」さんの昨夜のお料理です。先月は私がダウンして失礼しました。休日にわざわざ私たちのためにお店を開いて下されておられるのに、毎月感謝しております。一品目「パストラミビーフのサラダ」。

二品目「ホタテ貝とベーコンアスパラ炒め」。

三品目「白身魚(スズキ)のピカタトマトソース」。

四品目「和牛の炙り焼きからしマヨネーズ」。

マスターごちそうさまでした。毎月美味しい料理をありがとうございます。
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