人の立場に

おはようごいざいます。

人の立場に立って、相手の気持ちになって、という事を私もよく皆さんに話します。それは人間関係にとってはとても大切なことだと考えているからです。言葉で言ったり、書くことは簡単ですが、いざ行動となると難しいものです。つきあいが長くなればなるほどこのことが重要となるのではと考えています。
相手を思いやる、相手の立場に立って考えるとはどんなことかと常に思い考えることでいつしか無意識の中にそれができていくのではないでしょうか?。
相手の立場に立って考えていくことを孔子はこのように言っています。「己の欲せざる所は人に施すこと勿(なか)れ。」。意は「自分が望まないことは、人にもしないように。」。そのものずばりです。しかしこれも難しい。
孔子自身もこのことの実践は難しい事だと言っています。だからこそ行うように努めなければ精神の向上はあり得ないことです。逆に嫌なことを相手にさせるような大人にはなりたくないものです。
相手の立場に立って考えていく上での発達段階は「ギブ&テイクを理解する」ことからはじまります。これはまず、「テイク=自分が取る」からの出発です。テイクの後に「ギブ」があり、そしてやりとりの段階で、「ギブした後にテイクがある」と変化していくのです。
こうした段階を経て「自分の欲望を保留できる」、発達段階で「取ろうという気持ちを抑えギブできるようになること」が大切です。
そうしますと「ギブ&テイク」よりも、上の段階に精神が高められていくのです。これは、「見返りがなくてもギブできる」という人生観が確立され、相手の立場に立って考えていくことを常とできるようになるのです。何かをしたとき見返りを願わない、自由な気持ちとなるのです。
自由な気持ちとなりますと「人に押しつけをしなくなる」のです。例えば、食事に人を誘ったとします、その時何気ない話題をして、AとBとどちらが良いですか?、という聞き方をしたとします。そうしますと相手が、Aと応えればAを選べば、欲しない物を与えないこととなり、おつきあいも深まることとなるのです。
一つだけ決めていてもし相手が嫌いなものであったらそれは押しつけとなってしまうのです。相手の立場に立つという一つの考え方です。このことは他のことにも活用出来るのではないでしょうか。徹底的に与えることは難しいことかもしれませんが、だからこそギブの精神は大切なのではないでしょうか。
明日は24日、愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです。ギブの実践祈りの日。大切な方を思いご一緒にいのりましょう。お待ちしております。
6月の最終週です、一ヶ月の総括を確かにして現実を確かに受け止める月末にしましょう。素晴らしい月末をお送りください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
明日皆様をお迎えする玄関の花、可愛い小さなバラでお迎えします。

昨夜のごちそう「あらかぶ、又はからこ」と呼ばれている白身の魚、上が煮る前。おいしい魚です。