道は母親

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。「欲を避ければ、災いは降りかからない」という老子の教え、納得な教えですが、欲と夢の境目がなかなかに難しいですね、だからこそ夢に向かっていると思っていたのがまったく逆の世界に入りこんでいたという方も多いのかも知れません。故に老子は道に従えと。
注意しなければいけないのは、今まで築きあげてきたものは、すべて道に従ってこその実現であったことを忘れるなということです。自分の知識や技術でここまで来たのだという慢心、自惚れで心を自らを貶めるな、道から離れるな、と戒めています。
だからこそ「心学」の大事が見えてきます。自制心を保つことはとても難しいこと。自制心を失わないために「心学の読誦」は必要。知識を豊富にすればするほど自分を見失う危険性を高め、欲望が膨らむと老子は警鐘を鳴らし慢心を戒めます。
人生イキイキと過ごすことが出来るのは、何か事があったとき原点に戻り修正する法を身につけていることが大事です。それでこそ感情的にならず修正が可能となると老子は説きます。
そのために、誰しもわかっていることでしょうが、物事に終始のあることを確かにしなさいと言っています。欲が入り込む心のあることを知ることだ、何故欲望に負けたのかを知り、そしてその欲望の門を閉ざせと、感覚を欲望の門とせず、迷わす心とするのではなく、気づき、悟りの門、心にせよと。
そのためには道に従って歩みなさいと。道を「母に喩えて」いることが素晴らしいですね、母は幼い子どもを躾けるとき、時には叱り、時には優しく抱いてくれます。そして導くのです。道とはこのように、どんなに道を私たちは踏みはずしても、優しく見守り抱いてくれるのです、私たち自ら離れない限りはいつも身近に道が存在しているのです。故に母親の懐に戻りなさい、不自由を感じたとしても道に帰りなさい、我を張らずに母親の懐に帰りなさいと、諭してくれます。母親は厳しい言葉で諭しはしますが、決して子どもを見捨てることはないのです。母親、道とはなんとありがたいものなのでしょう。
私たちは何かしらの道理に従って歩んでいることは間違いありません。それも豊かな人生と為すために。であるなら、平安な人生と化すための道を歩むことが大事です。
仕事で人生をダメにする人はおりません、人間関係です。人としての在り方、基本を学ぶのが「心学」。私たちの短所の一つに「強い者が目に入る」ことです。故に感情的になり、実力以上の戦いや仕事をやってしまい、道から外れ破れてしまうという結果を導いてしまう人も少なくはないのです。「自身がどう在るべきかを確かにする」こと、いわゆる「身の程知らず」ではいけません。
明日は「にんげん学」一宮講座、明後日は東京講座、共に「論語を読む」です。暑くなっております。元気にお会いしましょう。水分補給を忘れずにゆったりとお過ごし下さい、良いことがありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
※お子様の事で悩んでいたり、苦しいことがありましたら是非お一人で悩まずにお電話下さい。お話しするだけでも随分と違ってきます。0774-44-5380へどうぞ。
元気になる電車に乗って舞洲の「ユリ園」に行きました。近くにUSJがあります。


大阪にも桜島が。

美味しいTさん手作りのお弁当です。高台「新夕陽丘」でいただきました。Tさんごちそうさまでした。

ユリ園です。







大阪講座での寶樹庵さんの差し入れのお菓子、Kさん手作りの美味しいサンドイッチ。毎月ごちそうさまです。