日に月に

おはようございます。

最近は各地の勉強会の翌日は朝寝坊させてもらっています。寝坊というより、少しゆっくりさせていただこうということです。周りの理解を得てのことですが、命に執着しているわけではありませんが、もう少し長持ちしなければと考えてのことです。
根が貧乏性に出来ていますので遅く起きても一時間ほどです。でもやはりゆっくりさせていただけるのはありがたい。
昨日は定期検診で病院。お盆ですね、患者さんが少なく待ち時間も平常より短くスムーズに診察。これもご先祖様のお陰そして皆さんの先祖への思いに感謝。
こうやって考えますと身近な事への感謝やお陰がいっぱい。私は意外に身近な感謝やお陰を意識していない罰当たりかも知れません。何かあって恩を感じたり、物が無くなって始めてありがたいみがわかったりと、人間はそう賢いものではないのかもしれんなぁ〜と自分を振り返り思ったりしています。
論語、子張(しちよう)第19、5条に「日に其の亡き所を知り、月に其の善くする所を忘るること無き。」。意は「日々、欠点を発見して改めることに励み、月々きちんと復習する」。いいですね、この考え。孔子はこのような人間を「学を好む人」と言ったのです。
何かことにあたるとき、まず、「失敗したら?」と考えてしまう人は少なくないでしょう。その結果、挑戦できない、行動に踏み切れない、ということになります。失敗を恐れるあまり、石橋をたたいても、まだ、渡る決意ができない。しかし、「人生は挑戦を繰り返していくことが重要」です。
挑戦に勇気を与えてくれるのが上の条、「小さなことから変える」というのがこの教えです。このような向上心が人間を成長させ、少しずつ高みに押し上げてくれるのです。
何か出来なかったらそれを一過性のものとせず、できるようにしていく。出来なかったことを知ったら、出来るように努力することです。それが人間でもあると考えます。
とはいえ、これまでできるだけ挑戦を避け、消極的な生き方をしてきた人が、いきなり思い切ったチャレンジをすることは難しいかもしれません。
なにごとの生長の秘訣?は、秘訣はないか?な、でも私は秘訣だと思ってやってきました。「とっかかりはやさしいこと」「小さいこと」から始めることです。失敗しても「ダメージが少ない何かに挑戦してみる」ことです。また学習とは実践の前ですので、「失敗してもへっちゃら」です。このくらいの気持ちで「日常生活の小さな事を少しだけ変えてみる」ことにチャレンジしてみてください。
たとえば笑顔を忘れないことや、人に思いやりの言葉をかけて上げたり(ありがとうございます、とか?)、これだって挑戦することです。
こんなことから勇気のない私は始めたなぁ、などと病院の行き帰り外人観光客の多い電車の中で考え乗っていました。失敗を恐れる自分、挑戦できない自分の仕切り直しをしたことがあったな〜と遠い昔を思い返し、気づかせてくれた現実に感謝しなければと今更ながら思っています。
始めるのはいつからだって、遅いということはありません。思い立ったが吉日、改めてささやかなことからチャレンジしようと思い立っています。ご先祖様をお迎えして、いいお盆休みにしてください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
昨夕住宅街から見た夕日。

今朝、寺の楠の枝の間に見えた満月、少し霞んでいるのが神秘的です。