志一つ

おはようごいざいます。

今日は24日、愛宕寺「月例祭」午前10時からですご一緒に祈りましょう。人生を豊かにするのはとても簡単なこと、それはひたすら一筋の道を歩めば良いだけです。どんな道かと申しますと「慈悲道」「仁道」。いわゆる「思いやりを持って」歩めば決して悪いことが起きないのです。
悪いことが起きないということは「良いことずくめ」といえます。ひたすら「慈悲道」「仁道」を歩むだけです。あれがほしい、これがほしい、出世したい、お金がもっと欲しい等々の欲多き道を歩むから「迷路に入り込んでしまう」。
論語、里仁(りじん)第4、4条「子曰く、苟(いや)しくも仁(じん)に志(こころざ)せば、悪(あ)しきこと無き也。」 
意は「孔子言う、いやしくも仁にさえ志(こころざ)しておれば、悪の芽生(めば)えの生ずるうれいはない。」。いかがですか、孔子の明快な教え。人間の辿(たど)る道は、仁道か仁道でないか、二つの中の一つです。東に向かえば西に行くことなく、西に向かえば、東に行くことは出来ない。そこで志を仁に向けていけば、決して不仁の方向である悪に至(いた)ることはない、というのです。この条は以前も何度か引用しています。
日々祈り慈悲の心で人様へ接し「お先にどうぞ」という道を歩めば、歩む道が途絶えることなどなく、永遠に「程の善い仕事、立場、糧が授かる」のです。もっと、もっとと手に余ることも知らずに背伸びして、無理をして「悪しき道にはまり込んでしまう」ことになるのです。
お子様たちは夏休み、お子様の心の大地に「慈悲道」「仁道」の種をまいてあげてください、そうすることで生きがいのある安泰の人生の扉が開かれます。
今日は「地蔵盆」です、お護摩はありません。「大数珠繰り」を行います。直径5メートルほどの大数珠を皆さんとお供に回し「滅罪生善(めつざいしようぜん)」を祈ります。この行は、遠くは現世の罪障を消滅させ、死後の善報を生じさせることですが、身近な日常では、知らず知らずに起こしてしまった今日の罪障を滅し、明日の善報を行じるのです。
尊い命を授けていただいたご先祖様への感謝の行動が「滅罪生善」、罪を犯しませんよと誓いを新たにする、ご先祖様へ感謝の行動です。更に家族一同の善行を誓うのです。それによって安泰がもたらされます。
この行動は積極的自発的行動、自覚です。この自覚があればこそ、小さな罪の時から消滅出来、罪が大きくならず、社会的に迷惑をかけずに済むのです。
自ら懺悔する者には必ず、仏菩薩が繁栄の道をもたらしてくださいます。今日の大数珠繰りは先日の土砂災害で不幸に見舞われました皆様の追善供養を行いたいと思います。午前10時からです是非おまいりください。皆様の一日が素晴らしい善報がありますことをお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。